データインバウンド
2025年の訪日客数4268万人、前年比15.8%増で過去最高を更新
2026.01.22
やまとごころ編集部日本政府観光局(JNTO)が1月21日に発表した2025年の訪日外国人旅行者数(年間推計値)は、累計4268万3600人となり、初めて4000万人を突破した。過去最高だった2024年(3687万148人)を15.8%上回り、過去最高を更新した。
2025年の訪日客数は単月ベースで350万人前後を維持して推移した。特に1月、4月、5月、10月の伸びが大きく、4月は約391万人と最多となった。単月過去最高を記録する市場も多く、年間累計でも調査対象の23カ国・地域のうち20市場において過去最高を記録した。
年間伸び率トップはロシア、オーストラリアが100万人市場に
国・地域別に見ると、年間で最も多かったのは韓国の945万9600人。次いで、中国909万6300人、台湾676万3400人、米国330万6800人、香港251万7300人と続いた。これら上位市場に加え、オーストラリア(105万8300人)が年間として初めて100万人を突破し、7つ目の「100万人市場」となった。
調査対象の23市場のうち、前年比で最も高い伸び率を記録したのはロシアで、96.3%増の19万4900人だった。次いで中東地域が54.7%増(25万7200人)と大きく伸長した。一方、香港は主要市場の中で唯一、前年比マイナス(6.2%減)を記録した。
地域別の平均伸び率では、東アジアや東南アジアが前年比10%台の増加にとどまる一方、欧米豪地域は多くの国が20%を超える高い伸びを見せた。地域平均でも前年比23.4%増となり、インバウンド市場の拡大を力強く支えていることがわかる。

なお、同日に発表された2025年の出国日本人数は、前年比13.3%増の1473万1500人となった。回復傾向にはあるものの、2019年の水準(約2008万人)と比較すると、依然として3割弱低い水準にとどまっている。
【編集部コメント】
訪日4000万人時代へ、新興市場の伸びと多極化の兆し
訪日外国人数が初の4000万人超を達成し、特に欧米豪からの伸長が顕著だった。オーストラリアの100万人突破やロシア・中東市場の急伸は、地域ごとの戦略的対応の重要性を示す。東アジア偏重から脱し、より多様な市場と時期を見据えた施策設計が求められる。自地域にとって注力すべき国や季節はどこか、改めてデータを軸に検討してみてもよいだろう。
*JNTOによる訪日外国人とは、法務省集計による外国人正規入国者から、日本を主たる居住国とする永住者等の外国人を除き、これに外国人一時上陸客等を加えた入国外国人旅行者を指す。駐在員やその家族、留学生等の入国者・再入国者は訪日外国人数に含まれるが、乗員上陸数は含まれない。
(出典:日本政府観光局 訪日外客数2025年12月推計値)
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