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★長野県、自然と文化を生かした「アドベンチャーツーリズム」でインバウンド誘致

2018.09.05

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長野県で、アドベンチャーツーリズムによるインバウンド誘客の機運が高まっている。

アドベンチャーツーリズムとは、「アクティビティ」「自然」「異文化体験」の3つの要素のうち、2つ以上で構成される旅行を指す。一般的には、カヤックやラフティング、トレッキング、山登り・クライミングなどの野外活動に、現地の文化と触れ合う機会を組み合わせるスタイルが多い。日本ではまだなじみが薄いが、欧米諸国の旅行者の間では人気の旅行形態となっている。エコツーリズムやグリーンツーリズムと共通項を持つものの、レジャーとしての「楽しみ」の要素が中核にあるため、消費につながりやすく、一般的な旅行者に比べると消費単価が高いことも特徴だ。

同県はアドベンチャーツーリズムの普及を通して、宿場町の風情あふれる中山道を中心とした信州の魅力を発信し、年間を通じて海外誘客を図るのが狙いだ。9月にはアドベンチャーツーリズムの世界最大の機関である「アドベンチャー・トラベル・トレード・アソシエーション」の幹部を招聘し、助言を受ける予定だという。また、北海道に続き、国内では2回目となる旅行イベント「アドベンチャー・コネクト」も9月に開催する。

(やまとごころ編集部)

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