インバウンドニュース
★環境省、国立公園へのインバウンド誘客に向けDMOと連携。大山隠岐の魅力発信
2018.09.10
環境省中国四国地方環境事務所の一つである大山隠岐国立公園管理事務所と、DMO(観光地域づくり組織)の山陰インバウンド機構が、訪日外国人誘客に向けて包括的な連携協定を結んだ。
山陰地方の広域観光周遊ルート「縁の道~山陰~」を中心としたインバウンド促進のプロモーションを効果的かつ具体的に進めることが狙い。特に環境省の「国立公園満喫プロジェクト」のモデル地区である大山隠岐国立公園の魅力を海外に発信していく。環境省は国立公園紹介動画・パンフレット・ウェブページ等を多言語で作成、山陰インバウンド機構はそれらのツールを活用しつつ、海外旅行博・商談会、各種媒体で「縁の道~山陰~」及びモデルコースや体験プログラムの広報に力を入れる。
また、同公園及び周辺地域のビューポイント紹介動画等も共同で作成する。モデルコースの広報分野においては、海外から旅行関係者を招いたファムトリップやモニターツアーを共同で実施し、コースの詳細は環境省及び機構のホームページなどを通じ情報発信するとしている。
他の連携作業としては、機構運営の「山陰国際観光サポーターズ」と環境省運営の「国際パークサポーターズ」が共同で地域の魅力をSNSなどで発信、イベント開催等を行う体制を整備する。
人材育成の分野においても、機構が実施する山陰地域限定特例通訳案内士の研修などにおいて、大山隠岐国立公園の自然や魅力について環境省が協力して強化説明し、国立公園を案内できる人材を育成していく。
(やまとごころ編集部)
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