インバウンドニュース
★長野県白馬でインバウンド客を意識した「高級古民家リゾート」再生開発へ
2018.09.18
スキーリゾートとして世界規模の集客を誇る長野県白馬で、オールシーズンで楽しめる「マウンテンリゾート」としての包括的な宿泊施設、滞在環境の開発が行われる。
白馬観光開発株式会社が「自然と伝統の融合した白馬岩岳の街並み活性化株式会社」をALL信州観光活性化ファンドなどと設立。街並みを一体的なリゾートとして捉え、存在する古民家群を再生利用、レセプション・ダイニング・ベッド等の機能を各施設に分担させ「街」そのものに宿泊するというコンセプトで運営する。
かねてから、白馬の宿泊施設は高級志向の観光客のニーズに応えきれていないという課題があった。経営者の高齢化、後継者不足などの理由から施設数も減少し、繁忙期の宿泊客の受け入れ等も難しくなっていた。
レセプションとダイニング機能は江戸時代の庄屋屋敷「庄屋丸八」に集約させ、宿泊先は和風モダンに改装された近隣の古民家群とし、利用客が街を回遊できる仕組みにする。ハイエンドを意識したゆったりめの部屋は、計20室以上の部屋をバス・トイレ付の7つのユニットに分け、各スペースが約35〜140平米となる見込み。
また予約管理・客室準備は、神奈川県葉山で人気の施設となったバケーションハウス、「HAYAMA Funny house」を手がけるFUNNY株式会社が行う。統一感ある街のデザイン、観光客にとって魅力的な動線の確保、古来からの雰囲気を生かした作りなどで地域活性化に貢献すべく、各社が取り組む考え。各施設は2018年9月から改装工事を開始、12月より順次開業する予定だ。
(やまとごころ編集部)
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