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★インバウンドの長期滞在と消費拡大の推進を目指し、日本アドベンチャーツーリズム協議会発足

2018.09.26

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JTB総合研究所は21日、国内でアドベンチャーツーリズムを推進している阿寒アドベンチャーツーリズム株式会社及び一般社団法人長野県観光機構と連携し、「日本アドベンチャーツーリズム協議会 (英語名称:Japan Adventure Tourism Organization)」を設立することを発表した。地域の自然、異文化体験を存分に活かし、長期滞在と消費拡大を同時に実現できる新たなツーリズムを展開する。

アドベンチャーツーリズム(以下AT)とは、「アクティビティ」「自然」「異文化体験」の3つの要素のうち、2つ以上で構成される旅行を指す。手軽なアウトドア体験やスポーツアクティビティから本格的なものまで幅広く、近年では欧米諸国の旅行者を中心に、地域の特徴を活かした質の高いプログラムを、ゆっくりと時間をかけて楽しむスタイルが確立している。また、ATの分野では富裕層の旅行者の割合が高く、長期滞在者や、アウトドアギア(用具、装備)にこだわる層が多いことから経済波及効果が高い。日本のAT市場規模は推計2.3兆円で、北米・欧州・南米の主要地域の推計4500億ドル(49兆円)に比べて伸び代が大きい。

アジアにおけるATの取り組みは北海道でスタートしたばかりだが、同協議会ではグローバルな基準で旅行者の嗜好に応える、魅力的で持続可能な新しいAT観光地を開拓し、日本各地への波及を目指すという。また、世界最大のAT関連機関 Adventure Travel Trade Associationの CEOおよびアジア局長をスペシャルアドバイザーに迎え、彼らのノウハウとネットワークを活用しながら、アジアにおけるAT先進国としての基盤を固めていく考えだ。

(やまとごころ編集部)

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