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★アジア5カ国の人が求める「楽しい訪日旅行」の条件とは?ーFUN JAPAN!調査

2018.10.15

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アジアでNo.1規模の日本好きコミュニティサイト「FUN! JAPAN」を運営するFun Japan Communicationsは、香港・インドネシア・マレーシア・台湾・タイの5か国における「訪日旅行について」と「海外旅行に対する考え方」について調査した。各国FUN! JAPAN会員へのオンラインアンケートで3892件の回答が得られた。調査結果からは、日本から比較的近い「香港・台湾」と、東南アジアの「インドネシア・タイ・マレーシア」では傾向が異なることが分かった。

1.訪日経験について

香港と台湾では95%の人が訪日経験があると答えた。訪日回数も多く、6~9回と答えた人が多い。一方でインドネシア・タイ・マレーシアでは、訪日経験のない人割合が多く、インドネシアでは71%。タイは31%、マレーシアは62%だった。最近は、日本の化粧品や調味料などが身近な存在になり、日本のキャラクターへの人気も高まっている。2018年になってから、東南アジア3カ国からの訪日数が伸びているというデータもあり、今後も訪日客増加の余地があると言えそうだ。

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2.参加したいツアーは、北海道の自然と食、京都のツアーに関心が高い

タイは、インドネシアやマレーシアと比べると訪日経験のある人が比較的多いこともあり、どのツアーに参加したいかという質問への回答は、香港・台湾と似通った。

香港・台湾・タイでは「北海道の自然」「北海道の食」「京都」について関心を持っている人が多い。この3か国では訪日のリピーター客が多いため、東京や富士山は経験済みであることが予測できる。

インドネシアとマレーシアでは「富士山」「京都」「ディズニーリゾート」に関心を持っている人が多い。訪日外国人観光客にとっての”日本のメジャースポット”に高い関心を持っていることがわかる。

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3.海外旅行の目的は、短期・低予算で楽しめる海外旅行が人気

インドネシアを除く4か国では「2~3日程度のショートバケーション」と答えた人が多く、インドネシアでは「夏休み・正月などのロングバケーション」との回答が多かった。

海外旅行を計画する際の検討事項として「金額」をあげる人が最も多く、次いで「観光地」「旅行日数」となった。金額と旅行日数は比例することを考えると「訪日旅行はショートトリップで、気軽に楽しめる場所が好まれる」といえそうだ。

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4.海外旅行の主な情報源はネット・口コミ・SNS・雑誌

5カ国共通して「口コミとSNSの情報」をあげた人が多かった。日本の観光地や飲食・小売などの情報を、ネット上の口コミやSNSで幅広く発信することが求められてきそうだ。

また、香港・台湾では、情報源として「雑誌の特集記事」挙げる人が多かった。旅行情報誌や航空会社の機内誌など、両国では様々な雑誌が発行されているため、これらの媒体経由での情報収集が多くなっている。

インドネシア・タイ・マレーシアでは「インターネット(バナーやリスティング)」をあげた人が多い。この3カ国を含め、東南アジアではオンライン上で情報収集をする人が多い。

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(やまとごころ編集部)

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