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★訪日客旅行消費1兆884億円で大きく減少、1人あたり旅行支出は欧米豪で大きく伸長 —観光庁7-9月期の消費動向
2018.10.18
観光庁が16日に発表した「訪日外国人消費動向調査2018年7–9月期(1次速報)」によると、訪日外国人旅行消費額は1兆884億円となった。2018年より調査方法を変更したため単純比較はできないが、前年同期は1兆2,306億円であったため、1422億円減少した。なお、訪日外国人旅行消費額のうち一般客の旅行消費額は1兆618億円、クルーズ客の旅行消費額は266億円だった。
出典:観光庁 報道資料
国・地域別の消費額をみると、中国が4,050億円(構成比37.2%)でトップ。次いで台湾1,423億円(13.1%)、韓国1,298億円(11.9%)、香港840億円(7.7%)、米国705億円(6.5%)と続いたが、米国以外の4カ国・地域では前年同期と比べて減少した。
訪日客1人あたりの旅行支出(一般客)15万5,522円で、国・地域別ではイタリアの24万4,000円がトップ、次いでフランスが24万2,000円、スペインが23万8,000円の順に高い。前年同期は、多い順にベトナム(25万9,749円)中国(23万8,385円)フランス(23万5,068円)であり、欧米豪の1人当たり消費単価が大きく伸びた。
訪日客1人当たりの旅行支出を費目別でみると、宿泊費が4万8,000円、買い物代が4万8,000円、飲食費3万5,000円の順で高かった。最も支出の大きい宿泊費に関しては、欧米豪で高い傾向が見られ、特にスペインが9万8,000円と高く、娯楽等サービス費はカナダの1万3,000円、買い物代は中国の9万5,000円が最も高かった。
出典:観光庁 報道資料
(やまとごころ編集部)
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