インバウンドニュース
★2019年の旅行トレンドを大予測! エコタビや旅先でのスキル習得、テクノロジーを活用したカスタマイズトリップなどに注目
2018.10.25
1日に150万部屋以上の予約を取り扱う世界最大級の宿泊予約サイトBookinng.comの日本法人、ブッキング・ドットコム・ジャパンは23日、2019年の旅の8大トレンドを発表した。1億6300万件のゲストの生の声と29カ国2万1500名の旅行者へ調査した結果、ITを活用した多様な旅の特徴が見えてきた。
1、学びの旅
世界の旅行者の56%は旅で人生をより良く生きるためのスキルを得た経験をしており、旅先で学びたいと思っている。特に新しいスキルを習得できる文化交流(68%)やボランティアの旅(54%)、そして海外への就業体験制度(52%)に関心が集まっている。
2、簡単さが肝心
これまでは人工知能(AI)やバーチャルリアリティ(VR)、音声認識などが話題に挙がっていたが、今後はこれらの技術を巧みに応用した、便利で革新的なテクノロジーを使って「簡単」に旅行できることが求められる。具体的には、ルームキー代わりになる携帯電話の機能や母国語で案内してくれるロボットコンシェルジュなどに期待が集まっている。また5人に1人は拡張現実(AR)で到着前に旅の行き先の様子を確認したいとの結果が出た。
3、未知の場所への憧れ
旅行者の38%は将来の宇宙旅行を、60%は海底での宿泊を実際に体験してみたいと回答しており、2019年は一見不可能と思える全く新しいタイプのホテルが登場することが予測される。
4、個々のユーザーに合った情報
一般的なガイドブックに代わり、52%の旅行者が自分にピッタリな旅行案内をしてくれるデジタルツアーガイドのようなイノベーションを利用したいと回答した。
5、社会問題を意識した旅
旅行先を決める際、旅行者の49%が「現地の社会問題」を重要な要素として認識しており、LGBTや女性の一人旅などジェンダーや人種などを問わず、安全で楽しく旅行できる環境を求めている。
6、旅にもエコ意識
環境へ配慮しているかを基準に宿泊施設や旅の目的地を選ぶ傾向があり、旅行者の実に86%が滞在による環境への負荷を相殺できるような活動に参加したいと回答した。
7、現地での体験が旅の醍醐味
2018年のトレンドの1つだった「旅先での体験」が来年も引き続き人気を集める見込み。2019年はより童心に帰れるような遊び心に溢れた体験が増えるのではないかと予測した。
8、大満足の小旅行
交通手段のリアルタイム検索などで移動がしやすくなったことから、旅行者の53%は来年さらに週末旅行に出かけたいと回答。短期間であっても自分にピッタリ合った体験や魅力的な宿での滞在に関心が高まりそうだ。
詳細はこちら
(やまとごころ編集部)
関連インバウンドニュース
2024.12.16
Gアドベンチャーズ発表「2025年の人気旅行先」10のリスト、2年間で予約数150%増の日本が選出
2024.12.10
台湾ITF2024来場者へ訪日意向を調査、今後の旅行先は地方志向へ。レンタカー利用に前向きな姿勢も
2024.12.03
「ワンピース」が熊本の訪日外国人増に大きく貢献、最大は宇土市で2019年度比7倍に ーナビタイムジャパン
2024.11.28
ワールド・トラベル・アワーズ2024ファイナル、5年連続で世界一のデスティネーションに選出されたのは?
2024.11.08
インドネシアZ世代の訪日関心度や購買パターン調査、95%が日本旅行に興味あり。旅行予算金額は?
2024.10.15
2023年の旅行・観光業界、CO2排出量減。持続可能な業界への成長を報告 ―世界旅行ツーリズム協議会
2024.10.07
Z世代の最新旅行動向を世界33カ国で調査。AIへの信頼度や、SNS利用について世界と日本の差が明らかに
2024.10.03
大手旅行雑誌で日本が「世界で最も魅力的な国」に、米国版・英国版でダブル受賞。東京 最も魅力的な大都市に