世界各地で多様な旅行プラットフォームを展開するエクスペディアグループは、沖縄県と「沖縄県の観光振興に関する連携協定」を締結した。エクスペディアは過去に複数の都市と同様のプロジェクトを成功させているが、都道府県レベルでの協力体制を敷くのはこれが２回目となる。

旅行者にとってビーチリゾートが魅力の沖縄県だが、近年、バリやプーケット、ハワイなど他国の同様の観光資源にアジアからの旅行者が分散し、競争が激化している。その打開策として、今季から長距離市場であるアメリカやヨーロッパからの旅行者獲得を目指し、エクスペディアグループと提携を結ぶ。

エクスペディアの世界市場での高い経験値や、業界屈指のビッグデータ保有力を、沖縄県内の宿泊施設のアップデート、国際的なビジネス感覚の習得などに投入する。論理的なアプローチに沿って前向きに取り組み、県の宿泊施設の収益増大を目的とする。

この提携において、エクスペディア グループは同社の旅行サイトを利用する月間６億7,500人のユーザーに向け沖縄県の独特の文化や自然の魅力を発信。沖縄県の海外需要を促す。また、欧米市場に特化したプロモーション戦略による長期旅行者の誘致、落ち込み度の著しい地域へのプロモーション強化などにビッグデータを活用し、効果的な対策を練っていく。

（やまとごころ編集部）

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