インバウンドニュース
★中国に戻ってもリピート購入 2016年の日本の化粧品輸出、初めて輸入を超える
2017.06.21
日本化粧品工業連合会(粧工連)は、2016年の日本の化粧品輸出額が初めて輸入額を超えたことを公表した。
その主な要因としては、観光で訪れた訪日客が、帰国後も自国で化粧品をリピート購入し続けることが大きく貢献しているという。中でも、中国人の7割は日本に観光で訪れた際に化粧品を購入していることが観光庁のデータからわかる。その5割がECサイトなどを通じて、帰国後もリピート購入しているという。
統計を開始した1985年以降、化粧品は欧米からを中心とする輸入額が輸出額を上回っていたが、2016年の化粧品輸出額は前年比28.8%増の2,676億円、輸入額は3.7%減の2,292億円となり、初めて輸出が輸入を上回る結果となった。
主な輸出先国をみると全体の88%はアジア向けの輸出。国・地域別では香港がもっとも多く32%、次いで中国が20%、台湾が13%。香港が多い理由は、関税面の優遇措置があるため、中国本土向け輸出の数多くも香港を経由しているためとみられる。
(やまとごころ編集部)
出展:
関連インバウンドニュース
2024.11.12
越境ECの日本商品ニーズを調査、円安で平均購入単価7.6%上昇。人気アイテムはフィギュア
2024.11.08
インドネシアZ世代の訪日関心度や購買パターン調査、95%が日本旅行に興味あり。旅行予算金額は?
2024.11.06
シンガポールで大人気の日本食、週1以上楽しむ20代が4割超。レストラン探しはSNSが主流に
2024.11.01
中国10都市で安全安心に関する意識と要望を調査。訪日客の災害時の不安や対応方法が明らかに
2024.10.29
訪日客の飲食事前予約の動向調査、事前予約のリードタイムは? キャンセル率が高い市場はどこ?
2024.10.24
2024年おもちゃ販売動向、インバウンド需要が拡大。空港内ショップの売上は前年度比160%、カプセルトイも好調
2024.10.15
2023年の旅行・観光業界、CO2排出量減。持続可能な業界への成長を報告 ―世界旅行ツーリズム協議会
2024.10.10
宿泊業界の「特定技能制度」活用状況を調査。外国人材採用は7割以上、最大の課題は言語の壁