インバウンドニュース
日本最長老の通訳ガイドが書く英文ガイドブックが発刊
2017.07.02
2017年5月、日本最長老通訳ガイドのジョー岡田さんが書かれた英文ガイドブック『BEYOND SIGHTSEEING-The Ultimate Guide to JAPAN』が刊行されました。
本書は、超簡略日本史から日本の自然や風俗習慣、食文化、宗教、サブカルチャー、社会生活、教育、人生観に至るまでをカバー。ガイド人生55年の岡田さんがこれまで何万人もの外国人ツーリストをアテンドした経験をもとに、観光客が知りたいと思う内容に絞って書かれており、日本人であれば知っておかなければならない内容も多く含まれています。
特に注目したいのが、禅に関する解説。ツーリストからしょっちゅう聞かれる禅や仏教、神道に関する質問を基に、短いフレーズの中で禅の奥義をまとめている。
他にも「Loveless, Sexless and Aging(日本人のセックスレスや少子高齢化問題)」や「Mascots for Everything(日本のキャラクター文化)」「Working in Japan(日本の労働問題)」など、現代日本社会をちょっぴり風刺的に考察する内容や、ウォシュレットの使い方を解説するページもあります。
『BEYOND SIGHTSEEING-The Ultimate Guide to JAPAN』の購入は、岡田さんのご好意により、定価1500円のところ、「通訳ガイド諸氏に限り3冊3000円の特価(送料込み)」でお求めいただけます。通常は1冊1500円+送料200円となります。
購入をご希望の方は samurai_joeokada@yahoo.co.jp までメールにてお申し込みください。
ジョー岡田:
ジョー岡田こと、岡田逸雄さんは1929(昭和4)年、大阪生まれ。5歳のときに、父に連れられ、満洲国の奉天(現・瀋陽)に渡ったが、数年後に帰国。中学生のときに、学徒動員で尼崎市住友工場でゼロ戦戦闘機のプロペラ製造工となるが、B29の爆撃で全滅。半年後、敗戦を迎える。
中学卒業後は、米軍キャンプの雑役や消防士などで食いつなぐ。その後、来日中のアメリカ人農場主夫妻の運転手を務め、その農場主に招かれて渡米し、運転手として働きながら夜学で英語を習得。帰国後、3度目の挑戦で通訳案内士試験に合格した。そのとき32歳。最初の客の名前がジョーだったことから、「ジョー岡田」を名乗ることに。しばらく藤田観光の専属ガイドを務めたが、40代で独立。
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