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★大阪府、夜の観光促進に向け「ナイトカルチャー発掘・創出事業補助金」を創設
2017.08.30
大阪府は、「安全で安心して楽しめる24時間おもてなし都市」の実現に向け、上限500万円の「ナイトカルチャー発掘・創出事業補助金制度」を創設した。
同制度は、主に外国人観光客を対象にしたナイトカルチャー事業を大阪府で新たに実施する事業者に対し、立ち上げに必要な経費の半額以内を補助するというもの。(1)音楽、演劇、古典芸能などの舞台芸術事業 (2)和楽器、舞踊、伝統衣装などの文化を体験できる事業 (3)アニメ・漫画などの集客イベント事業 (4)その他大阪の魅力を体験できる事業を、新規で行う場合が対象となる。
応募者は、催しの開始時刻が18時以降かつ終了時刻が20時以降のもの、年間の実施回数が5回以上かつ実施日数が3日以上のもの、1回あたりの募集定員が約100名以上の事業といった条件もクリアする必要がある。
応募は9月27日まで受け付けており、「実現性、継続性、新規性、事業実施の効果等」を基準に大阪府が審査をし、10月中旬までに事業者が選定される予定だ。
近年、訪日客の増加に伴い、関西では夜に楽しめるアクティビティが徐々に増えており、外国人の人気を集めている。今回の制度が、こうした訪日客を魅了するナイトカルチャー事業促進のさらなる起爆剤となるのか、今後も注視していきたい。
(やまとごころ編集部)
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