ANA（全日空）と格安航空会社（LCC）のPeachは6日、世界最大手の民泊仲介会社「Airbnb（エアビーアンドビー）」の日本法人、Airbnb Japanとパートナップシップ契約を締結した。3社それぞれの強みを活かし、「新しい旅のスタイル」の普及と拡大を目指す。

AirbnbとANAは同日、共同で運営する特設サイト「ANA|Airbnb暮らすように旅しよう♪キャンペーン」を公開。「京町屋に泊まろう」「週末別荘生活」「農業体験」など５つのテーマを設け、宿泊先を紹介している。

記者発表会で、Airbnb Japan代表取締役の田邉泰之氏は、日本では約５万8,000軒の物件が登録されており、海外から訪れる宿泊客も年々増えているが「新しい旅のスタイルを普及させるには１社だけでは難しい」とした。ANA副社長の志岐隆史氏は、「顧客それぞれが考える形の運賃を提供できないか模索しているところ。その方向性とAirbnbが提供する多様な宿泊スタイルはマッチする」とコメント。また、ピーチCEOの井上慎一氏は「今回の提携によって新しい旅のスタイルのムーブメントが起きるのではないか。日本全体の旅行市場をイノベーションで元気にしていきたい」と意気込みを見せた。

キャンペーン期間は来年11月５日までの１年間で、同サイトを経由してAirbnbの宿を予約すると、宿泊代金に応じてANAのマイルが最大200マイル貯まるほか、Airbnbの新規予約で使える１人3,000円分のクーポンが付与される。

（やまとごころ編集部）

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