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★中国最大規模の配車アプリ「滴々出行」日本進出へ — 日本国内タクシー最大手と提携
2017.11.09
国内タクシー最大手の第一交通産業は、11月8日、中国でライドシェアサービスを手掛ける滴滴出行(ディディチューシン)と業務提携することを正式発表した。中国での滴滴の配車アプリの登録者数は約4億4000万人で、配車サービスとしては世界最大手。2018年春には訪日中国人に人気のある、東京、大阪、北海道、福岡、沖縄の5地域を走る第一交通のタクシー約2200台が、滴滴のアプリを通じて手配できるようになる見込み。
配車サービスは、アプリに出発地と目的地を入力すれば、運転手が迎えに来るという仕組み。降車時の決済も現金による支払いはなく、アプリに登録したカードを通じて行われる。訪日客向けでは無資格運転手による白タク行為が横行しているが、中国人が本国で使い慣れた配車アプリを日本で使えるとなると、相当数の利用客が見込まれる。同日、記者会見した第一交通の田中亮一郎社長は「当社だけでなく他のタクシー会社からも滴滴のアプリへの参加は広がるのではないか」と述べている。
競合となるサービスとしては、日本交通が他のタクシー会社と連携して手掛けている配車アプリ「全国タクシー」や、2013年より日本にも上陸しているライドシェア(相乗り)の「ウーバー」がある。
(やまとごころ編集部)
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【特集】大都市圏を中心に増殖中!中国系「越境白タク」の問題点を追跡
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