インバウンドニュース
インバウンド客が安心して食事を楽しめる環境を目指し、ムスリム・ベジタリアン向けの推奨マーク3種類を発表
2019.05.08
一般社団法人ハラル・ジャパン協会はインバウンド用にムスリム&ベジタリアン向け推奨マークを東京ビックサイトで4月17~19日に開催されたプレミアムフードショー2019で発表した。
推奨マークはピクトグラムをデザインしたわかりやすいマークになっており、ノンポークとノンアルコールのもの、ノンミートとノンアルコールのもの、ノンアニマルのものと全部で3種類ある。イスラム教徒ムスリムだけではなく、ベジタリアン(完全ヴィーガンではない)にも対応できる。英語、繁体字、簡体字、韓国語など多言語表記も付されている。
推奨マークはハラル・ジャパン協会が監修した商品のほか、社員研修や製品確認を行った商品・メニュー対して協会がマークを発行する。マークの認定に当たっては、ハラル・ジャパン協会がムスリムに対応できるよう各担当者に基礎研修も行うため、製造現場だけでなく、接客や販売業に携わる人にとっても、訪日外国人客の対応を学べる機会となる。
ハラル・ジャパン協会の一般会員は無料でマークを使用することが可能で、非会員にも低額で提供するとしている。このマークを付けることで、製造者も購入者も納得して食べたり、購入したりできるような目印となる。協会では初年度は年間100社程度の導入を見込んでおり、3年間で500社の導入を目標としている。
(やまとごころ編集部)
編集部おすすめ関連記事:
関連インバウンドニュース
2024.11.06
シンガポールで大人気の日本食、週1以上楽しむ20代が4割超。レストラン探しはSNSが主流に
2024.10.29
訪日客の飲食事前予約の動向調査、事前予約のリードタイムは? キャンセル率が高い市場はどこ?
2024.09.18
台湾・アメリカの訪日客「旅ナカ」体験情報から、次の日本旅行で行ってみたい場所が明らかに
2024.09.03
台湾・香港人の日本で飲みたいノンアル飲料1位は「牛乳」、品質への高い評価。8割がコンビニで乳製品購入
2024.08.28
富裕層旅行者のウェルネスへのニーズ調査、8割が日本の「Jウェルネス」へ期待。文化・精神的な体験への興味も
2024.08.20
中国の若者のトレンド、小紅書ユーザーの検索から分析、旅行では「小さな町」「博物館訪問」などが急増
2024.08.07
訪日客の滞在中の食事の嗜好は? 日本食に対する意識調査、GOOD LUCK TRIPが実施
2024.07.02
「食べログ」インバウンド向けネット予約、3万5千店舗で対応。コース予約や訪日客限定メニューなども設定可能に