インバウンドニュース
福岡県が欧米豪インバウンド客増加を狙い、体験コンテンツの開発などでVoyaginと連携
2019.09.13
福岡県はインバウンド向け、特に欧米豪やシンガポール、香港からの訪日客をターゲットにした観光商材の開発をVoyaginと連携し行っていくと発表した。今秋開催のラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックといった国際的スポーツイベントをきっかけに外国人観光客の増加が見込まれるため、県や九州への誘客に注力する考え。
福岡県では韓国・台湾・中国などの近隣諸国からの訪日客が中心となっているが、訪日する国や地域が多様化していることから、欧米豪も意識した観光商品を発信していく。欧米豪の訪日客は個人旅行者が比較的多く、モノ消費よりコト消費を好む傾向があるため、欧米豪に強い体験型観光を提供するVoyaginとの今回の連携となった。
シンガポールや香港向け商材のブラッシュアップの他、個人旅行者のニーズに当てはまる体験型プログラムを造成、観光消費額の増加を狙っていく。専用ウェブサイトも開設予定だ。屋台や博多ラーメン、明太子やフルーツ狩りといった食のコンテンツ、糸島のビーチや河内藤園、神社仏閣などの魅力あるエリア、陶芸などの伝統工芸文化など豊富な観光資源の中から、厳選した「価値の高い体験」を提供する。欧米豪を主に100万人のデータと専門家を保有するVoyaginの協力により分析を進め、九州の他県や瀬戸内海へのアクセスの良さも視野に入れて福岡県を軸にした包括的な地域活性化に取り組んでいく。
(やまとごころ編集部)
関連インバウンドニュース
2024.11.18
2024年のベスト・ツーリズム・ビレッジ発表、55地域認定。日本は鹿児島と山形の2地域が選出-UN Tourism
2024.11.08
インドネシアZ世代の訪日関心度や購買パターン調査、95%が日本旅行に興味あり。旅行予算金額は?
2024.11.01
中国10都市で安全安心に関する意識と要望を調査。訪日客の災害時の不安や対応方法が明らかに
2024.10.21
2024年「世界の持続可能な観光地トップ100」発表。7年連続の釜石含む5地域入選、3地域がシルバーアワード受賞
2024.10.15
2023年の旅行・観光業界、CO2排出量減。持続可能な業界への成長を報告 ―世界旅行ツーリズム協議会
2024.10.07
Z世代の最新旅行動向を世界33カ国で調査。AIへの信頼度や、SNS利用について世界と日本の差が明らかに
2024.10.03
大手旅行雑誌で日本が「世界で最も魅力的な国」に、米国版・英国版でダブル受賞。東京 最も魅力的な大都市に
2024.10.01
旅の相互交流で地域活性化に繋げる、旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2024」開催