インバウンドニュース
ヴィーガン認証の日本酒でインバウンド客に訴求 群馬・永井酒造
2019.10.04
群馬県川場村にある永井酒造はこのほど、日本貿易振興機構(JETRO)群馬と共同記者会見を行ない、永井酒造で製造する日本酒が「NPO法人ベジプロジェクトジャパン」のヴィーガン認証を関東地区で初めて取得したことを発表した。
ヴィーガン(Vegan)とは、肉や魚、乳製品など動物性食品を摂らない完全な菜食主義者のことで、1944年イギリスでヴィーガン協会(The Vegan Society)設立時に命名された。
今回認証を受けたのは「Mizubasho Pure」「水芭蕉 純米大吟醸 翠」「水芭蕉 雪ほたか Awa Sake」「水芭蕉 雪ほたか 純米大吟醸」の4種類。
近年、世界中で高まっている健康志向の中で、ワイン市場ではオーガニックやビオ認証などはかなり浸透しつつあり、最近では「ヴィーガン」と明記したワインも増えている。日本酒市場ではまだ馴染みの薄いヴィーガンだが、もともと日本酒は米と水から作られており、ヴィーガンに適した商品とも言える。永井酒造では今回、正式にヴィーガン認証を取得することで、来年の東京オリンピック・パラリンピックで見込まれる訪日外国人客にも安心して飲んでもらえると期待を寄せる。JETRO群馬でもヴィーガンをターゲットにした群馬県産食材の海外進出を促進しており、今回の認証に当たっても支援した。
今後はヴィーガン対応の料理を提供している国内のレストランと連携し、特にベジタリアンやヴィーガンが多い欧米人をターゲットに、ヴィーガン認証の日本酒の魅力を訴求していきたい考えだ。
(やまとごころ編集部)
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