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2020年6月百貨店売上、前年同月比19.1%減で5月から大きく改善 インバウンドは引き続き苦境

2020.08.04

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日本百貨店協会は7月21日、6月の全国百貨店売上高の概況を発表した。コロナウィルス感染拡大防止のため臨時休業や営業時間を短縮していた店舗も通常営業を再開したところが多いが、6月の売上高は前年同月比19.1%減と9カ月連続マイナスを記録した。しかし、減少幅は前月の65.6%から比べると46.5ポイントも改善し、かなりの持ち直しを見せている。

一般の購買動向は、食料品や衛生用品が好調で、ラグジュアリーブランドや宝飾品など高額商材にも動きがあったのが特徴だった。学校再開により子供服も動いた。中元もECに大幅な伸びがあり、クリアランスの開始時期を前倒ししたことも功を奏し、衣料品などのファッション商材中心に上向きに推移した。外出を控え、家で過ごす「イエナカ需要」の高まりにより、食器やキッチン用品、寝具などのリビング用品が健闘した。

インバウンドの売上高も外国からの入国制限の影響により約26.8億円、前年同月比で90.5%減と厳しい状況が続いた。購買客数は97.3%減の、約1万2000人となり、いずれも5カ月連続のマイナスに。1人あたりの購買単価については、約21万6000円で前年同月比248.1%増となった。

6月に外国人観光客に人気のあった商品は以下の通り。

1位:化粧品
2位:ハイエンドブランド
3位:婦人服飾雑貨
4位:婦人服・用品
5位:紳士服・用品

また、免税手続きカウンターの来店国別順位は以下の通りとなった。

1位:中国本土
2位:台湾
3位:韓国
4位:マレーシア
5位:香港
6位:タイ
7位:シンガポール

(やまとごころ編集部)

 

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