インバウンドニュース

日台観光交流促進イベント「日本の観光・物産博2020」初のオンライン開催、台北駅と日本の各地方をライブ中継

2020.11.05

印刷用ページを表示する


日本と台湾の観光交流を促すイベントとして、2013年に始まった「日本の観光・物産博」が、今年はオンラインに移行して開催されることとなった。例年台湾で約15万人が訪れる人気イベントで、今年も6月に開催予定だったが一旦11月に延期となり、今回オンライン融合型での開催決定となった。コロナウイルス感染拡大予防のための渡航制限により訪日旅行ができない現地一般消費者の声に応えた形だ。

開催は11月7日、8日の2日間で、両日とも10:00〜18:00。会場は台北駅1階コンコースで、コロナ終息後の訪日観光へのきっかけとしてもらうため、日本の各地とオンラインで繋ぎ、地域の魅力を発信する。早い段階から新型コロナウイルス感染防止策が徹底された台湾では、4月13日以降は市中感染者ゼロが続き、新型コロナ対策の成功国として国境を越えた観光再開への期待がかかっている。

日本からの出展団体は地方自治体、観光協会、コンベンション協会、インバウンド促進団体、宿泊施設やリゾート、スポーツ・芸術文化施設、地域産業振興事業体などで、台湾観光協会と、台湾鉄路管理局の協力を得て台北駅と日本各地を結ぶ。

会場は台北駅特設ステージと展示ギャラリーに分かれ、ステージでは臨場感あふれる「観光名所からの中継」や「ご当地グルメを食べ歩き」、「安心・安全な観光最新情報」など、ライブ中継によるオンラインプレゼンテーションが行われる。相互交流も取り入れ、台北会場の来場者のリアクションも日本側に伝えることになる。来場者にはご当地の菓子を配布するなど、中継とともに旅行気分が盛り上がるプロモーションを展開する予定だ。また観光地や日本文化などのPR動画を、大型LEDビジョンにて放映する。

展示ギャラリーでは旅行気分を味わえる、観光地のパネル写真の展示や、タブレット機器設置による現地とのリアルタイムな交流機会を設ける。1時間程度で出展者を入れ替えオンラインによる会話でPRしたり、パンフレットやノベルティも配布される予定だ。

関連インバウンドニュース