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2021年も中止となった青森ねぶた祭、無観客ライブ配信で大型ねぶた10台を全国にお披露目

2021.08.13

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新型コロナウイルス感染症の影響で、昨年に続き、今年も中止となった青森ねぶた祭。今年制作された大型ねぶた9台並びに特別ねぶた1台の勇姿を、ライブ映像でお披露目することを10日、青森ねぶた祭実行委員会などが正式に発表した。「心に灯せ ねぶた祭」と題し、青森ケーブルテレビ市民チャンネルでの生中継と、インターネットでのライブ配信を行う。日時は令和3年8月27日(金)、28日(土)18時〜20時を予定している。

期間中に国内外から300万人近くが来場する青森ねぶた祭は、東北を代表する日本の夏祭りで、毎年8月2日〜7日開催されている。昨年は1度目の緊急事態宣言が発出された翌日の4月8日に実行委員会が中止を決めたが、今年の祭りについては1月に開催の意向が発表されていた。周回コースの大幅見直しなど様々な対策が練られ、チケットも販売されたものの、コロナ禍が再び深刻化したことにより6月初旬に2年連続の中止が決定。昨年の中止を経て、1年ぶりのねぶた制作に意欲を燃やしていたねぶた師たちからは「完成だけでもさせたい」という悲痛な声が上がっていた。その後の予定は一旦白紙になったものの、協議の末、新作の大型ねぶた9台の他に、昨年のねぶた師支援クラウドファンディングで制作された特別ねぶた1台、合計10台を繰り出し、観客なしでの代替イベントとして全国にライブ配信することとなった。

コロナ感染対策として、ライブ配信を収録する会場は封鎖し、無観客でのねぶたの運行となる。関係者のみの参加で、囃子は固定位置からの演奏、「ハネト」と呼ばれる踊り手は参加しない。当日、会場周辺への来場もしないように広く市民に呼びかけており、代わりにインターネットとケーブルテレビの生配信で祭の雰囲気を楽しんでもらう方針だ。

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