インバウンドニュース
米国の大手旅行雑誌「世界で最も魅力的な大都市ランキング」東京、大阪、京都がトップ3に
2021.10.08
米国の大手旅行雑誌「Condé Nast Traveler(コンデ・ナスト・トラベラー)」は5日、2021年の読者投票ランキング「Readers’ Choice Awards」を発表した。
今回の読者投票は80万人以上がアンケートに答える形式で行われ、その中の「世界で最も魅力的な大都市トップ10」において、東京が第1位 、大阪が第2位、京都が第3位に選出された。日本の3都市が揃ってトップ3に名を連ねたのはこれが初めてとなる。
1位になった東京は、近代的なネオンの超高層ビルと静かな神社などとの共存や、他に類を見ないストリートスタイルと何世紀にもわたって受け継がれてきた礼儀作法など、その矛盾した雰囲気で人々を魅了し続けている点と、世界で最も優れた食の目的地の一つである点が評価された。
2位の大阪は、多くの名物料理がある日本でも有数の食の都であること、そして熱狂的なファンが多い野球文化がある点、3位の京都は今でも日本で最も保存状態の良い都市というだけでなく、2011年の地震の後、多くのアーティストが京都に移り住み、新たに生まれ変わった町であるという点が評価され、受賞に繋がった。
日本政府観光局(JNTO)理事長の清野智理氏は、「2019 年の米国からの訪日旅行者数は前年比12.9%増の172.4 万人と過去最高を記録しました。新型コロナウイルス感染症の影響で旅行自粛を余儀なくされた米国旅行業界においては国内需要が戻りつつあり、訪日機会を待ち望む声も増えている。また、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の会期中には多くのメディアで日本が取り上げられるなど、米国における日本の注目度はますます高まっています。JNTO ではこうした好機を生かしながら、往来再開に向けて引き続き訪日観光の魅力の発信・提供に積極的に取り組んでいきます」とコメントしている。
また、同雑誌の国別ランキングでも日本が3位に入っている。
出典:日本政府観光局 報道発表
関連インバウンドニュース
-
2025.06.20
東南アジア2カ国で訪日好感度100%、Google活用は共通傾向 ー2025年親日度調査
-
2025.06.10
韓国人の海外旅行動向、2年以内に7割が海外旅行。訪日率は約半数、情報収集は世代間で差
-
2025.05.27
2025年夏の旅行動向、旅行者の8割が“体験”重視。支出も増加傾向 ートリップアドバイザー
-
2025.05.09
行政自治体インバウンド担当者への意識調査、7割が「地域や組織内の理解不足」を課題に
-
2025.04.25
訪日外国人の鉄道利用、北陸・東北など地方5路線で2倍超の伸び
-
2025.04.23
自治体の観光施策 成果実感3割未満、データ活用と分析に課題
-
2025.04.22
旅先でのランニング意向調査、6割が旅行を計画。中国市場で人気高まる
-
2025.04.18
Trip.com 2025年ランキング、日本の観光地が上位独占、春・紅葉に強み