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愛知県 ジブリパーク開園見据えた観光動画『風になって、遊ぼう』公開、世界中からコメント

2022.02.21

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11月にスタジオジブリの世界観を再現したテーマパーク「ジブリパーク」の開園を控えた愛知県が、観光動画『風になって、遊ぼう。』を公開した。

この動画は、スタジオジブリが初めて手がけた観光動画で、全編を通して愛知県内で撮影を行った実写作品だ。スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは「(ジブリが)アニメーションでないものを手掛けるのは非常に珍しい」と語る。風や飛翔、走る喜びや、歴史を感じるノスタルジーを巧みに織り込んだ構成に加え、映像や音楽とのシナジーも相まって、公開から2週間後の2月10日には再生回数が30万回に到達した。

「言葉がなくても愛知の魅力が伝わる映像すごい」(日本語)、「圧倒されて、最後は赤ん坊のように泣いた。今、日本は閉鎖されているけど、近いうちにまた行けることを祈ろう。日本が恋しい」(英語)、「ここに一緒に行ってくれる人を探さないと」(ドイツ語)、「ジブリパークの開園が待ち遠しい」(英語)などのコメントがあり、国内外から注目されている。

また、この作品は「愛知県を観光通過地点から観光目的地にする」ことを意図していたという。愛知県の調査では、県民が友人や同僚に対し、愛知県への観光を薦める可能性は低い傾向が続いており、2020年の調査でも、48.0%が「可能性が低い」との選択肢を選んでいる。

県民自らが薦めない県に観光客を呼び込むのは難しい。監督を務めた中川氏は、愛知県民に対し「この作品を通じて、実際に愛知にお住まいの方々にふるさとの素晴らしさを再発見してもらえましたら、こんなに嬉しいことはありません」と語った。動画のコメント欄には「愛知県民で良かった」「愛知県民として、愛知県に住んでいる事がこんなに誇らしいと思う日が来るとは!」などという声が寄せられている。

ジブリパークは、11月1日に愛知県長久手市の愛・地球博記念公園内に開園する。2月1日には公式サイトも開設された。

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