インバウンドニュース
インバウンド需要の回復見据え「江の島・鎌倉ナビ」外国語サイト、鉄道2社の連携で開設
2022.03.16
インバウンド需要の回復を見据え、江ノ島電鉄株式会社と小田急電鉄株式会社が10日、訪日客受け入れ体制整備の一環として、江の島・鎌倉エリアの多様な魅力を発信する観光ポータルサイト「江の島・鎌倉ナビ」の外国語サイトを開設した。
江の島・鎌倉エリアには、寺社仏閣をはじめ訪日外国人にも人気のスポットが多数存在し、年間約3800万人の観光客が訪れる。このほどオープンした「江の島・鎌倉ナビ」外国語サイトは、英語と中国語(繁体字・簡体字)に対応しており、江の島・鎌倉エリアを一体的な観光地として紹介している。また、エリア概要や都心・空港からの所要時間などのアクセス情報や、おすすめスポットなど、はじめて訪れる訪日外国人にも視覚的に分かりやすくまとめている。
また、エリアを周遊する際に便利な割引周遊券について、チケット概要、使用方法、割引優待施設等を詳しく説明するとともに、このサイトから、デジタル江の島・鎌倉フリーパスや江ノ電1日乗車券「のりおりくん」デジタル版などを購入することができるようになっている。訪日前の情報収集からチケット購入までがシームレスに、旅行自体もよりスムーズに楽しめるようにしている。
さらに、特定の場所に人々が集中することを考慮し、エリアの一体的な周遊を促進するため、江ノ電沿線の撮影スポットを巡るコースや、歴史・文化にフォーカスしたコースなど、エリア内のさまざまなスポットを楽しむことができるモデルコースを、興味関心や目的別に複数提案している。
訪日旅行者に、接触の機会を減らしながら密を避けつつ、エリア内の豊かな自然や、歴史に育まれた文化、街並みなどの多様な魅力に触れてもらう工夫がなされたサイトとなった。
今回の取り組みは、「神奈川県観光客受入環境整備費補助金」を活用して実施した。
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