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東京を代表する伝統の技「江戸東京きらりプロジェクト」 パリの国際見本市に出展

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東京都によるブランド確立のために取り組んできた「江戸東京きらりプロジェクト」が、1月19日から23日までパリで開催されるフランス国際見本市「MAISON & OBJET PARIS 2023」に出展する。

江戸東京の伝統ある技や老舗の産品等を新たな視点で磨きをかけ、東京を代表するブランドとしてその価値と魅力を国内外に伝えるため、東京都は「江戸東京きらりプロジェクト」を実施している。

プロジェクトでは、江戸東京の伝統に根差した技術や産品に「宝物」として光を当て、その中から意欲ある優れた取り組みをモデル事業として選定し、新しい視点から磨き上げる。価値を高めると同時に、効果的なプロモーションにより、世界に発信していくという仕組みだ。これまでに、33のモデル事業が選定され、専門のサイトで紹介されている。

400年前から伝わる「木目金」という日本発祥の特殊な金属加工技術伝統の技を現代のジュエリーに活かすブライダルリングのオーダーメイド専門店や、300年以上鰹節を通しただし文化を伝承し、現在はだしを使った幅広い商品を展開する日本橋の老舗にんべん、能楽雅楽器などの製作販売等で文久元年から祭や伝統芸能を支え現在は海外向けオンライン和太鼓レッスン等も手掛ける専門店等が並ぶ。

その事業の一環として、フランスパリ市と連携し、同プロジェクト事業者と、パリ市立のデザイン産業インキュベーション施設所属のデザイナーによる、新商品の共同制作を実施してきた。今回は、その成果発信とプロジェクトのプロモーションとして、インテリア界の「パリコレ」とも呼ばれるフランス国際見本市「MAISON & OBJET PARIS 2023」に出展、和太鼓を始め、暖簾や江戸木目込人形などの事業者13店がブースを構えることになった。

 

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