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訪日客が日本のサステナブルな店を検索できる英語サイト「Zenbird.life」立ち上げ

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2022年秋の個人旅行解禁から、日本にも外国人観光客の姿が戻り始めている。今後訪日観光客はますます増加することが期待されるが、サステナビリティに対する意識が高い観光客が、日本でサステナブルなレストランやお店を探そうとするとまだ簡単にはいかない。

そんな中、訪日観光客や在日外国人が、自分のライフスタイルに合わせた選択ができるよう、ゼロウェイスト、脱プラ、ヴィーガン、エシカル、フェアトレードなど、さまざまな切り口でサステナブルなブランドをキュレーションして英語で紹介するサイト「Zenbird.life(ゼンバード・ドット・ライフ)」が立ち上がった。「よりよい未来を、みんなに届ける」をコンセプトとし、IDEAS FOR GOODやLife HuggerといったWebメディアを手掛けるハーチ株式会社によるもの。

これまでの取材経験を活かし、Eat&Drink(飲食店)、Fashion(ファッション)、Experience(体験)、Lifestyle(生活)、Beauty(美容院、サロン等)、Coliving&Coworking(シェアハウス、コワーキングスペース等)、Accomodation(宿泊施設)、Grocery&Marche(食料品店、ファーマーズマーケット)の8カテゴリーごとに、おすすめのブランドを紹介している。現在日本全国から厳選された38ブランドが掲載されており、エリアごとの検索も可能だ。今後も新しいブランドが追加されていく。

また、独自の評価システムにより、「社会」「環境」「循環性(サーキュラリティー)」の3つの項目で、ブランドに星がついており、ユーザーがサステナブルな選択をする際に役立つ。

さらには、ユーザーの日々の生活のカーボンフットプリントを50%削減するためにできる、買い物やレストランの選択について紹介する仕組みを現在開発中だという。世界の気候危機を止めるには、世界のCO2排出量を2030年までに2010年比で半減させる必要があるためだ。

他にも、ローカルコミュニティに貢献するサステナブルな体験、貧困問題解決につながる消費選択など、ユーザーの関心に合わせた提案を展開していくという。

 

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