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2023年夏のインバウンド体験予約動向発表、「花火」「浴衣」など日本の夏を満喫できる体験が人気ーKlook

2023.07.18

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訪日観光・旅行予約プラットフォームのKlookが、サイトの訪日観光客の予約数や検索数などから、人気の夏のアクティビティ・都道府県を調査し「2023年夏、訪日外国人観光客が“日本でやりたいこと”TOP10」を発表した。

日本は、パンデミックによる入国制限緩和から初めての夏を迎える。世界各国も夏休みの時期が近づき、訪日客が日本での体験に何を求めているのか注目されている。

水際対策が緩和された2022年10月と比べると、訪日外国人観光客による予約数は514%の増加となった。前月比で見ると、6月20日の時点での前月比(5月12日~5月30日)10%の増加があり、夏に向かって着々と予約が入っていることが見て取れる。

夏本番を迎えようとする今、やはり「日本の夏の風情」を楽しめるアクティビティに人気がある。人気トップ5は富士山ツアー、着物・浴衣体験、京都寺院めぐり、白川郷ツアー、ゴーカートとなった。6〜10位も、北海道ラベンダーや、コロナ禍以来3年ぶりの花火、江戸情緒に浸れる小江戸・川越ツアーなど、夏らしさx日本らしさをダブルで味わえる体験へのニーズが高まっている。

検索数から割り出した6月の人気都道府県ランキングトップ5をみると、1位から順に東京、山梨、京都、神奈川、静岡となった。2019年の順位(東京、大阪、千葉、京都、奈良)と比較すると、富士山の山開きがある山梨県や静岡県など、自然を求める訪日客が多いことがわかった。なお、上昇率トップ5は、北海道、神奈川、岐阜、東京、静岡となった。ラベンダーの丘、箱根や白川郷などがある地域で、日本の風景を楽しみたいという嗜好が見えてくる。

注目アクティビティは、「富士山・箱根日帰りツアー」や「浅草の着物レンタル」「札幌発ラベンダーと花畑めぐり、メロン食べ放題付き」「新宿発江ノ電体験と熱海の花火大会、日帰りツアー」など。どれも“日本らしさ”があり、都会や中心地から気軽に行けるアクティビティに人気が集まっている。

なお、観光庁の訪日外国人消費動向調査では、2023年1〜3月の観光・レジャー目的で宿泊した外国人の平均泊数は2022年の年間値より増加している。1人当たりの国内の旅行中支出はコロナ前の2019年に比べて29.1%増になり、以前よりも時間とお金をかけて日本を楽しんでいることも伺える。

 

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