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訪日客をよく見かける人気の飲食店は? 都市部と地方部での差も明らかに ーぐるなび調査

2023.07.25

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株式会社ぐるなびは、20〜60代の1000人のぐるなび会員を対象にインバウンドに関する調査を行い、その結果を発表した。ショッピングや観光、外食などを普通に楽しめる機会が増えた今年、街が賑わいを取り戻し、海外からの旅行客が戻ってきた印象がある。外食先で訪日外国人を見かけることが増えたか、またその外食業態は何かについて聞いたほか、訪日外国人に食べてもらいたい日本の食や飲み物についても具体的に聞いた。

「今年に入って、訪れた外食先で訪日外国人が増えた印象があるか」という問いに対して、そう思うと答えたのは全体の66%となり、その割合は3人に2人となった。地方別に見ると、「増えたと思う」「やや増えたと思う」と答えた人が合わせて一番多かったのは九州で73.7%、次が北海道で72.7%、関東71.2%、近畿69.4%の順になった。

 

 

どんな飲食店で訪日外国人が増えているか業種別に聞いてみると、半数以上が「寿司」と回答。次いで「居酒屋」「ラーメン」となり、伝統的な食文化を楽しんでいる訪日外国人の様子が伺える。ファミレス・ファストフード、蕎麦・うどん、カフェ・スイーツなども人気のようだ。

訪日外国人に食べてもらいたい日本食を聞くと、やはり「寿司」が一番多い。2位が「天ぷら」、3位が「ラーメン」となり、4位が「お好み焼き・もんじゃ焼き」、5位が「蕎麦・うどん」となった。

地方別に見ると、地域性の高い食を食べてもらいたい、という気持ちが表れるようで、中国地方では「寿司」と「天ぷら」を抜いて「お好み焼き・もんじゃ焼き」のカテゴリーが1位に。近畿でも「寿司」に次いで2位となり、地方食推しだ。

 

「訪日外国人に日本で飲んでもらいたい飲み物(日本産)はなにか」という質問には、6割以上が「日本酒」と回答。2位が「緑茶・抹茶」、3位が焼酎という結果になった。「大手メーカーのビール」や「梅酒」も日本が誇る飲み物として、多くの人が訪日外国人に飲んでもらいたいとしている。

九州では「焼酎」と答えた人が全体の43.9%で「緑茶・抹茶」を抜いて2位、四国も42.1%で「緑茶・抹茶」と同点となり、おすすめの飲み物にも地方色が表れている。

 

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