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2023年秋の旅行動向、物価高にも関わらず旅行出費増やす日本人6割超、旅先はアジアが人気

2023.09.12

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トリップアドバイザーが、日本を含む世界5カ国の旅行者への意識調査とサイトの利用状況データを基に、2023年秋の旅行動向を発表した。意識調査は2023年6月にアメリカ、イギリス、オーストラリア、シンガポール、日本の5カ国で実施され、合計2400人以上が回答。利用状況データは、トリップアドバイザー上で2023年9月1日~11月30日の旅行期間を対象とした2023年6月の行動データより算出した。

意識調査によると、2023年秋(9月1日~11月30日の期間)の旅行を計画していると回答した日本人旅行者は 70%で、昨年同時期の51%と比較すると約20ポイント増えた。旅行回数は「1~2回」が78%と最も多いが、「3~5回」と回答した人が日本では20%にのぼった。イギリス、オーストラリア、シンガポールでは「3~5回」と回答した割合は10%前後にとどまっているのに比べると、日本は9月のシルバーウィークや10月・11月にも3連休があることから、複数回の旅行を計画している人が多いとみられる。

また、旅行費用については、前年同時期と比べて今秋の出費が「かなり増える」と回答した日本人旅行者は19%となり、「少し増える」の44%と合計すると63%にのぼった。昨年は「かなり増える」「少し増える」の合計が40%だったのに対して、大幅な増加となった。ガソリン価格の高騰をはじめ、物価上昇が続くなか、旅行への出費には前向きな日本人旅行者の姿勢が明らかとなった。

人気観光地ランキングでは、日本国内では浦安市が、海外ではソウルが、トップについた。昨年はトップ10に入っていなかった富士河口湖町、大阪の此花区と中央区、東京の新宿区がランクインした。海外では香港、台湾の中山区、ベトナムのハノイが昨年のトップ10圏外から今年はトップ10にランクインしており、うち6つをアジア地域が占めた。

 

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