インバウンドセミナー・イベント
次世代のサステナブルな観光への実践的アプローチ ~ギリシャとEUからの教訓:環境保全とビジネスを両立させる仕組み~

開催日時
2026年3月10日 (火) 16:00~17:00(日本時間)
概要
オーバーツーリズム対策や脱炭素化が急務となる中、世界の観光地は今、「単なる訪問」から「地域の再生(リジェネレーション)」へと舵を切っています。
ギリシャでは近年、従来の宿泊税を「気候危機レジリエンス料(Climate Crisis Resilience Fee)」へと改編し、観光収益を直接的な災害対策や環境保護に充てる先進的な取り組みをスタートさせました。
本ライブでは、ギリシャ・エコツーリズム協会の事務局長も務めるフロッソ・ディミトラコプル氏に、気候危機への対応がもたらす業界の変化や、ウミガメ保護団体(ARCHELON)との連携に見る民間企業の役割、そして中小企業(SME)が取り残されないためのグリーン・デジタル移行の秘訣など、日本がこれから直面する課題へのヒントを伺います。
欧州・ギリシャから学ぶ、観光地経営のレジリエンス
欧州スマート・ツーリズム首都の審査員も務めるフロッソ・ディミトラコプル氏は、持続可能性、アクセシビリティ、デジタル化といった多角的な視点から地域の価値を評価する第一人者です。観光を一時的な経済効果としてではなく、地域の環境や社会を守るための「レジリエンス(回復力)」として再定義する彼女の視点は、日本の観光政策に多くの示唆を与えてくれます。
生物多様性と観光の共存モデル
本セミナーでは、クレタ島における「タートル・フレンドリー・ホテル」の事例を紹介します。民間企業がどのように生物多様性の保護をCSRとしてではなく、自社の価値を高める戦略として取り込んでいるのか、その具体的な手法を紐解きます。
「誰も取り残さない」グリーン・デジタル移行
観光の持続可能性を追求する上で、中小事業者の対応は欠かせません。欧州のEU助成プロジェクトを通じて数多くのSMEを支援してきた経験から、小さな宿泊施設やツアー会社が国際的な基準に対応するための具体的なステップを語ります。
セミナーで得られること
• ギリシャの「気候危機レジリエンス料」の仕組みと地域還元の実情
• 観光を通じた生物多様性保護の具体的なビジネスモデル
• 中小事業者がサステナビリティとデジタル化を両立させる秘訣
• 世界のSmart Tourism視点から見た、日本の観光地への提言
こんな方におすすめ
• 省庁・自治体・DMOの関係者
• 持続可能な観光に取り組む宿泊施設・ツアーオペレーター
• 「観光税」や「環境税」の導入・活用を検討している方
• 欧州の最新サステナブル観光トレンドを知りたい方
登壇者
<ゲストスピーカー>
フロッソ・ディミトラコプル(Frosso Dimitrakopoulou)氏氏
ECOCLUB S.A. プリンシパル・コンサルタント
ECOCLUB S.A.のプリンシパル・コンサルタントとして、ギリシャ国内および国際的なエコツーリズム・持続可能な観光分野の企業や観光地を対象に、コンサルティング、トレーニング、認証支援を主導している。ギリシャ・エコツーリズム協会の事務局長、およびギリシャ・ウミガメ保護協会(ARCHELON)のサステナブル・ツーリズム・コンサルタントを兼任。自然保護、地域社会の参画、そして観光市場の開発という異なる領域を繋ぎ、環境保全の目標を、実行可能で地域に根ざした観光プロダクトやパートナーシップへと昇華させる活動に注力している。また欧州レベルでは、欧州連合(EU)のイニシアチブである「欧州グリーン・パイオニア」および「欧州スマート・ツーリズム首都」の審査員を務め、持続可能性、アクセシビリティ、デジタル化、文化遺産、革新的なデスティネーション・マネジメントの観点から都市や地域の評価を行っている。コンサルタントとして、観光中小企業(SME)や観光地のレジリエンスと持続可能性を支援する「ERASMUS」「COSME」「CERVE」など、数多くのEU助成プロジェクトに従事。クレタ島においては、TUIケア財団とARCHELONが連携して実施する「タートル・フレンドリー・ホテル(ウミガメに優しい宿)」イニシアチブにも深く携わっている。
<モデレーター>
高山 傑 氏
一般社団法人JARTA 代表理事
株式会社スピリット・オブ・ジャパン・トラベル 代表取締役
カリフォルニア州立大学海洋学部卒。幼少、学生時代をアメリカで過ごした基盤を活かし、80か国700都市を滞在・訪問。海外の持続可能な観光をさまざまな観点から体験し学んだ上で、日本での普及に努め、持続可能な観光の国際基準の策定と評価については日本での第一人者となる。国内外の活動が認められ、国際的な観光機関の諮問委員や評議員として活躍中。Global Ecotourism Network(GEN)国際エコツーリズムネットワーク執行理事、Asian Ecotourism Network(AEN)アジアエコツーリズムネットワーク理事長、アジア太平洋観光交流センター内サスティナブルツーリズムセンター諮問委員。一般社団法人JARTA代表理事、観光庁持続可能な観光ガイドラインアドバイザー、他。
プログラム(予定)
【第1部:対談セッション(英語)】
• ギリシャの先進事例:「気候危機レジリエンス料」が観光を変える仕組み
• クレタ島の「タートル・フレンドリー・ホテル」紹介
• 生物多様性の保護とビジネス、中小事業者のサステナブル移行
【第2部:フリートーク(日本語)】
• 参加者からの質問にリアルタイムで回答
• 日本の宿泊施設やツアー会社が国際的な基準に対応するためのステップについて
主催・共催
主催:一般社団法人JARTA
共催:株式会社やまとごころ
~関連記事(予習におすすめ)~
>>世界のサステナブル認証はいま、どこへ向かうのか?
- 開催日時
2026年3月10日 (火) 16:00~17:00(日本時間)
- 会場
オンライン(Zoomウェビナー)
※英語開催/日本語字幕あり
※Zoom自動翻訳機能を使用します
- 参加費
無料
- お申込み方法
▼お申込みはこちら(日本語)
※申込締切 2026年3月6日(金)17:00まで>>英語版のお申込みフォームはこちら
- お問合せ
やまとごころセミナー事務局
E-mail:bs@yamatogokoro.jp
