データインバウンド
【外国人宿泊者数】2018年1月は前年同月比1.1%増の627万人泊
2018.04.06
刈部 けい子観光庁が発表した2018年1月の宿泊旅行統計調査結果によると、全体の延べ宿泊者数は3573万人泊で、前年同月比1.0%減だった。日本人延べ宿泊者数は前年同月比1.5%減となったが、外国人延べ宿泊者数は、前年同月比1.1%増の627万人泊で、1月としては調査開始以来の最高値を記録した。なお、延べ宿泊者全体に占める外国人宿泊者の割合は17.6%になる。

外国人宿泊者の伸びを三大都市圏と地方部の前年同月比で見ると、三大都市圏では2.4%減だったのに対し、地方部は5.4%と引き続き増加している。都道府県別の伸び率では高知県が119.8%という高い数字を示して1位。岩手県も96%と高い伸び率だった。
高知県についてはこの時期に、中国や韓国のプロサッカーチーム、韓国のプロ野球チームがキャンプを行ったのが影響したと考えられる。

1月の宿泊者数を国籍(出身地)別で見ると、1位が中国、以下韓国、台湾、香港、アメリカとなり、この上位5カ国・地域で全体の72.7%を占めた。伸び率では、韓国、インドネシア、フィリピンが大幅増となった。
ちなみに、上位5カ国・地域の旅行者がもっとも宿泊する割合の多かった都道府県は、韓国と香港は大阪府、中国、アメリカは東京都、台湾は北海道だった。

最新のデータインバウンド
-

2025年1月〜9月の国際観光客数 11億人を突破、前年同期比5%増 ― UN Tourism (2025.12.04)
-

2025年9月の訪日宿泊 外国人宿泊数は微増、地方が堅調に伸長。三重・新潟・鳥取で大幅増 (2025.12.01)
-

香港からの海外旅行が過去最高に、訪港客は依然として回復途上 ー2024年年間統計発表 (2025.11.27)
-

旅先で調理、デリバリーする人が増加、アジア旅行者の食スタイル多様化 ーBooking.com (2025.11.25)
-

2025年10月の訪日客数389万人、累計は3500万人突破。紅葉シーズン需要が各市場を押し上げ (2025.11.19)
-

スマホ完結・顔認証が広がる一方で、課題も。IATA2025年調査が示す旅行者の意識変化 (2025.11.18)
-

2026年の旅行予測、個性・内面を映し出す「10のトレンド」ーBooking.com調査 (2025.11.17)
-

2026年の旅は“自己表現”が主流に、ミレニアル・Z世代が旅行支出押し上げ ーSkyscanner調査 (2025.11.13)
-

2026年の旅は“生き方”を映す Z世代がけん引する5つの変化 Trip.com×Google調査 (2025.11.11)
