データインバウンド
【訪日外国人数】2018年3月は260万8000人 プロモーション効果でスペインは83.9%増に
2018.04.20
刈部 けい子日本政府観光局(JNTO)が発表した2018年3月の訪日外国人数は、前年同月比 18.2%増の260万8000人となった。2017年3月の220万6000人を40万人以上上回り、3月として過去最高を記録した。
航空路線の新規就航や増便、桜が美しい春の魅力をもあって訪日客数は順調に推移した。特に昨年は4月中旬からだったイースター休暇が今年は3月末からとなったことで、欧米豪の市場を中心に、訪日需要の押し上げに繋がった。
市場別に見ると、上記の理由により、特にアメリカ(151,000人)、カナダ(34,900
人)、ドイツ(24,900人)では単月として過去最高を記録している。また、インドネシアを除く19市場で3月として過去最高を記録した。訪日客数のランクでは、韓国が中国を抜いて1位に返り咲き。昨年に引き続き韓国市場の訪日意欲の高さを感じさせる。
伸び率では、スペインが前年同月比83.9%という高い伸びを示した。これはイースター休暇に加え、航空会社との共同広告や旅行博への出展など継続的な取り組みで訪日意欲が喚起されたため。前年同月比60.9%増のフィリピンもイースター休暇の需要の高まりに加え、マニラ発の訪日クルーズの運航やジェットスター・アジア航空のクラーク-関西線の新規就航が訪日者数の増加に貢献した。
(やまとごころ編集部)
最新のデータインバウンド
-
Z世代は「アラカルト型贅沢」志向、旅で重視する5つの要素とは? (2025.07.23)
-
2025年の訪日消費、上半期4.8兆円で過去最高、単価横ばいに課題も (2025.07.22)
-
2025年6月の訪日客数337万人、1-6月の累計2151万人。前年同期を370万人超上回る (2025.07.17)
-
AIが旅の選び方を変える、旅行業界が注視すべき3つの消費行動の変化 (2025.07.15)
-
2025年アドベンチャートラベルの顧客像に変化、価格上昇や成熟層シフト進む (2025.07.14)
-
2024年の外国人宿泊、4割増の1.6億人泊。石川・愛媛で2倍超、地方急伸の理由は? (2025.07.09)
-
2030年に33兆円 拡大するムスリム旅行市場、日本は女性向け旅先5位 (2025.07.08)
-
2025年4月の訪日宿泊者1729万人、地方比率も30%超。鳥取県は前年比151%増 (2025.07.01)
-
世界の住みやすい都市ランキング2025、大阪7位。首位のコペンハーゲンは観光と生活を両立 (2025.06.30)