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【外国人宿泊者数】2018年4月は前年同月比5.5%増の830万人泊、宮城が大幅増

2018.07.03

刈部 けい子

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観光庁が発表した2018年4月の宿泊旅行統計調査結果によると、全体の延べ宿泊者数は4,010万人泊で、前年同月比1.1%増だった。日本人延べ宿泊者数は前年から変化はなかったが、外国人延べ宿泊者数は、前年同月比5.5%増の830万人泊で、4月としては調査開始以来の最高値を記録した。延べ宿泊者全体に占める外国人宿泊者の割合は20.7%だった。
外国人延べ宿泊者数_グラフ

外国人宿泊者の伸びを三大都市圏と地方部の前年同月比で見ると、三大都市圏で0.4%増、地方部は14.2%であり、引き続き地方部で増加している。都道府県別の伸び率1位は宮城県の85.1%増の45,380人で、台湾からの宿泊客が4割近くを占めた。また、福島県(64.9%)、鳥取県(64.4%)も大きく数字を伸ばした。

都道府県別外国人延べ宿泊者数と伸び率_表

4月の宿泊者数を国籍(出身地)別で見ると、1位が中国、以下台湾、韓国、アメリカ、香港となり、上位5カ国・地域で全体の63.5%を占めた。前年同月比で伸び率が大幅に増えたのは、中国29.5%増、インド29.2%増、ベトナム24.2%増だった。

国籍別外国人延べ宿泊者数と伸び率_表

国籍別の訪問地構成比では、韓国以外の国・地域では東京都での宿泊数が1位であったのに対し、リピーター率が高い韓国は大阪が1位だった。

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