データインバウンド
ミシュラン星付きレストラン230軒、12年連続三つ星は4軒に。世界一の座を維持する美食の街・東京
2018.12.14
刈部 けい子先日『ミシュランガイド東京2019』が発売された。今回は星付きのレストランが230軒で、内訳は三つ星が13軒、二つ星が52軒、一つ星が165軒。三つ星は昨年より1軒増え、『ミシュランガイド東京2008』以来、4軒が12年連続で三つ星に選ばれている。
総数でも、三つ星の数でも、東京はミシュランの本家パリを上回っており、美食の街世界一の座を維持した。また、ビブグルマンに「おにぎり」のカテゴリーが加わったことも話題になっている。

12年目のミシュランガイド東京
ここで『ミシュランガイド東京』のこれまでを振り返ってみよう。ミシュランガイドはそもそも、パリ万国博覧会が開催された1900年にタイヤメーカーのミシュランがドライバーのためにガソリンスタンドやホテルを紹介した無料パンフレットとして始まった。それが1920年に有料のガイドブックとなり、1926年には評判の高い料理を提供するホテルに星をつけるシステムがスタート。三つ星制度は1931年にフランスの地方で、1933年にパリで導入されると、以降は信頼できるレストランのガイドとして発展した。
その後、2005年には欧州以外では初のニューヨーク版を刊行、2006年にサンフランシスコ版、そして2007年にアジア初の東京版が発行された。
記念すべき『ミシュランガイド東京2008』は掲載された150軒すべてに星がつき、パリを上回ったとして驚きをもって迎えられた。三つ星レストランの数もパリに次いで多い8軒だった。東京の食に対する注目が一段と強まる中、その後も三つ星の数は調査対象地区の拡大もあって増えていく。また、『2014』では5000円以下で食事のできるお薦めのレストランとしてビブグルマンが登場。『2016』ではラーメン店が一つ星として初登場して話題となった。
日本食以外も魅力の東京
東京の星付きのレストランでは和食がおよそ6割を占めるが、そのほか、フランス料理、イタリア料理、中華料理、スペイン料理、韓国料理などジャンルは多岐にわたっており、それこそが美食世界一と言われる所以ともなっている。
海外へ旅行した際に、訪れるか否かは別としてミシュランの星付きレストランをチェックしたことはないだろうか。訪日外国人客の中に「チャンスがあればミシュランのお墨付きレストランで食事をしたい」そう思う人がいるというのは想像に難くない。特に富裕層ではミシュランの星付きレストランを選ぶ人も多く、星付きレストランが多い東京はそれだけでより大きなアピールポイントにもなると言えそうだ。
なお、日本のミシュランガイドは毎年定期的に発行される東京、京都・大阪版に加え、これまでに北海道、広島、福岡・佐賀、横浜・川崎・湘南、兵庫、富山・石川、奈良、宮城、熊本・大分などが特別版として発行されており、2019年春には『ミシュランガイド愛知・岐阜・三重 2019 特別版』が新たに登場する。
編集部おすすめ関連記事:
ミシュランガイド東京 2019が発表、星付きの飲食店は230軒、昨年に続きパリを上回る
最新のデータインバウンド
-

自治体・DMOが次に狙う訪日市場はシンガポール、高付加価値化を重視へ ーじゃらんリサーチセンター調査 (2026.06.10)
-

日本が世界9位で初のトップ10入り 2024年国際観光客到着数ランキング ーUN Tourism (2026.06.09)
-

ICCA国際会議ランキング2025、日本は世界6位 アジア首位を4年連続維持 (2026.06.04)
-

若年層は意識、高齢層は実践 サステナブル旅行に広がる世代差 ー2026年Booking.com調査 (2026.06.03)
-

2026年3月訪日宿泊4%減の1428万人泊 三大都市圏減少も鳥取・茨城など地方伸長 (2026.06.01)
-

2026年4月訪日客数5.5%減の369万人、イースター期ずれで欧豪減少も韓国・台湾は好調。累計1400万人突破 (2026.05.21)
-

食・文化体験の人気拡大、アドベンチャートラベル市場は利益率重視の成熟局面へ ATTA2026レポート (2026.05.14)
-

2026年2月訪日宿泊2%増の1404万人泊 台湾・韓国伸長、東アジア需要増で地方分散強まる (2026.05.01)
-

AI時代にリアル回帰が加速、約8割が現地体験を重視。7割超がオンラインを起点に旅行行動へ (2026.04.30)
