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【訪日外国人数】2021年2月訪日客数7400人、1月より4.9万人減少。入国停止の影響で昨年夏の水準に

2021.03.18

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日本政府観光局(JNTO)が3月17日に発表した2021年2月の訪日外国人数は、前年同月比99.3%減の7400人だった。これで17カ月連続で前年同月を4万人弱下回り、2020年7月以来の少なさだった。


2020年の7月下旬以降のビジネス往来再開によって年末までは増加傾向にあったが、2020年12月下旬以降すべての国・地域からの新規入国の一時停止や検疫の強化、2021年1月14日以降のビジネストラック、レジデンストラックの運用停止などの措置が影響した。1月の訪日客数は4万6500⼈だった。

ちなみに、JNTOによる訪日外国人とは、法務省集計による外国人正規入国者から、日本を主たる居住国とする永住者等の外国人を除き、これに外国人一時上陸客等を加えた入国外国人旅行者を指す。駐在員やその家族、留学生等の入国者・再入国者は訪日外国人数に含まれるが、乗員上陸数は含まれない。

2月の市場別訪日数7400人のうち、中国からの1700人が最多で、それ以外は1000人を下回った。1月は2万人の訪日があったベトナムも200人にとどまった。

なお、3月17日に発表された2020年12月の訪日客数(暫定値)は5万673人で、そのうち1557人が観光客、4051人が商用客、5万3065人がその他(観光、商用目的を除く入国外国人で、留学、研修、外交・公用など含む)だった。

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