データインバウンド
日本航空と全日空、COVID-19安全性評価で5スター獲得
2021.04.12
世界の航空機と空港のランキングで有名なSkytrax社が、COVID-19安全性評価を始めた。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック時に、世界の航空会社における顧客とスタッフの健康と安全を守る対策を評価するもので、段階的に3スター(6社)、4スター(14社)、5スターと分かれ、最高評価の航空会社には5スター認証が与えられる。
今回5スター評価を獲得したのは以下の5社、日本では日本航空と全日空の2社が共に5スター認証を受けた。両社は、AirlineRatings.comのランキングでも、新型コロナウイルス感染防止対策で高評価を得ている。
▼COVID-19の安全性評価 5スターを獲得した航空会社
・日本航空(日本)
・全日空(日本)
・オマーン空港(オマーン)
・カタール航空(カタール)
・エア・バルディック(ラトビア)
オマーン航空はオマーンのフラッグエアで世界24カ国へ就航、アジアへは中国、マレーシア、インドなど9カ国に就航しているが日本への路線はない。カタール航空はカタールのフラッグエアで世界75カ国へ就航、日本へはハマドー成田、ハマドー羽田の2路線がある。最後のエア・バルティクは、ラトビアの国営のLCCで、本拠地はリガ。バルト海、欧州、ロシア、コーカサス、中東の60都市に就航している。
5スター認証が顧客へ与える安心感
COVID-19安全性評価は、各航空会社が実施する安全性と衛生手順の最新の状況を査定したものだが、顧客が空の旅への自信を取り戻すためにも、安全な旅行体験を顧客に保証する航空会社の能力は不可欠となる。
5スターの基準としては、非接触テクノロジーの活用、顧客対応やチェックイン、搭乗、到着時でのソーシャルディスタンスの確保等空港内での優れた安全対策、航空会社のラウンジの衛生対策やサービスの安全性、機内やキャビンの清潔さやUV消毒など新しい技術への対応、コロナ禍に適合したケータリングのサービスシステムや、接触を極力減らした配膳等、約190項目にわたって高い評価を得たものとされる。
なお、コロナ禍で世界旅行もままならないため、毎年発表されていた利用者の投票による最優秀エアライン賞などは2020年は発表されなかった。2021年の各賞については7月に発表される予定だ。
最新のデータインバウンド
-
2025年世界の空港ランキング、首位シンガポール・チャンギ空港はじめアジア勢に高い評価 (2025.04.24)
-
2025年1-3月インバウンド消費2.27兆円 中国が最多、2期連続2兆円超え (2025.04.21)
-
2025年3月訪日客数349万7600人、欧米など6市場で単月最高値。過去最速で1000万人越え (2025.04.17)
-
日本のスキーリゾート消費調査、9割はインバウンド。周辺地域への経済効果も (2025.04.14)
-
4月下旬から開始 オーストラリアの大型連休、人気の海外旅行先はどこ? (2025.04.10)
-
アジア太平洋地域の観光客数、2027年に8億人超えと予測。中国が最大市場に (2025.04.07)
-
2025年の中国人富裕層の消費動向、旅行支出増加。人気旅行先 日本の順位は? (2025.04.03)
-
2025年1月の外国人宿泊者数、豪州からのスノー需要増旅行者増。前年同月比35%増の1515万人に (2025.04.01)
-
ミシュランガイド京都・大阪2025発表、過去最多の469軒。ラーメン店がグリーンスターに初選出 (2025.03.31)