データインバウンド
世界一の空港はゴージャスな設備が人気 カタールのドーハ・ハマド空港、羽田も高評価
2021.08.24
世界の航空機と空港のランキングで有名なSkytraxが、2021年のWorld Airport Awardsの各賞を発表した。Skytraxのランキングは空港利用者の投票によるもので、2020年8月〜2021年7月に行われた調査には100カ国以上の旅行客が参加し、対象となる空港は500を超えている。
パンデミックによりこの1年半、世界の空港は様々な影響をうけてきた。多くの地域では国際線のルートがほとんど運航していないなど、困難の時期が続いているが、そのなかでも各空港は旅客やスタッフの安全を考え投資を続け、来たる世界旅行復活の時を待っている。
さて、2021年の世界の空港トップ100の1位に選ばれたのは、カタールのドーハ・ハマド空港だった。2014年の開港以来、そのゴージャスなサービスや設備でまたたくまに人気を高め、昨年の3位から今年は一気に首位に浮上。カタール航空のハブ空港であり、空港建築としても秀逸と評価が高い。また、2022年にカタールで開催されるサッカーワールドカップの公式パートナーでもある。
2位は羽田空港、3位はトップ常連のシンガポールのチャンギ空港だった。
日本からは羽田のほかに、成田空港が5位、関西国際空港が9位と3空港がランクイン。複数の空港がトップ10に顔を揃えるのは日本だけで、11位には中部国際空港セントレアも入っている。
また、コロナ禍で空港の衛生管理も注目されるなか、最も清潔な空港のランキングでは、羽田空港が6年連続で1位、チャンギ空港、成田空港と続き、10位以内に関西空港、中部国際空港と日本の4空港が入っている点は注目したい。
羽田空港はほかにも、アジアで最高の空港、世界で最高の国内線空港、最高の空港PRM /身障者用設備(高齢者や障害者など、移動時のサポートを必要とするお客さまへの取り組みに優れている旅客ターミナル)のぞれぞれ1位にも選ばれている。
最新のデータインバウンド
2024年世界平和度指数、アイスランドが首位堅持、日本は17位に後退。紛争の増加とともに平和度悪化 (2024.07.16)
サステナブル・トラベルへの関心の高さと旅行者が感じる課題ーブッキング・ドットコム2024年調査 (2024.07.11)
7割の訪日客がサステナブルツーリズムを重視、台湾・タイ・インドネシアで意識高くー観光庁調査 (2024.07.09)
訪日客が一番困ったことは? 3割がごみ箱の少なさを指摘、言語の問題をあげる人が増加ー観光庁 (2024.07.08)
2023年宿泊統計調査の確定値、外国人宿泊者数2019年比1.8%増の1億1775万人。都市と地方部で差が大きく (2024.07.05)
世界で最も住みやすい都市ランキング2024 ウィーンが3年連続首位、大阪9位。都市の住宅供給不足が課題に (2024.07.04)
【宿泊統計】2024年4月外国人延べ宿泊者数 1450万人泊、2019年同月比28.5%増。石川大きく伸びる、四国も堅調 (2024.07.01)
航空業界のアカデミー賞、Skytraxベスト・エアライン賞2024発表、カタール航空が2年ぶり世界一。ANA4位、JAL6位 (2024.06.27)
2024年IMD世界競争力ランキング、シンガポールがトップに。アジア勢好調も日本は38位にランクダウン (2024.06.24)