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【訪日外国人数】2021年8月訪日客数2万5900人、五輪で昨夏より増加もパンデミック前の賑わい皆無

2021.09.16

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日本政府観光局(JNTO)が9月15日に発表した2021年8月の訪日外国人数*(推計値)は、2万5900人だった。これは、新型コロナウイルス感染症の影響が出る前の2019年同月比では99.0%減に相当する。

これで、1月から8月までの累計は2019年同期比99.2%減の17万3300人となった。

1年の延期後、今年7月〜9月にかけて開催された東京オリンピック・パラリンピックの関係で、7月は5万1100人、8月はその半分の2万5900人が入国した。2020年7月が3783人、8月が8658人だったので、それと比べると両月とも大幅な増加だが、パンデミック前と比べると1〜2%に満たない。

日本では新型コロナウイルス感染症が一旦落ち着いた2020年夏以降、ビジネス往来が段階的に再開されたものの、昨年末以降は感染再拡大により新規入国の一時停止、ビジネストラック、レジデンストラックの運用停止、検疫強化等の措置がとられ、現在に至っている。欧州の一部ではワクチン接種証明の提示などを条件に観光客に門戸を開いた国もあるが、日本では観光目的の入国は今も認められていない。各国・地域から日本への直行便は引き続き大幅な運休・減便となっている。

8月の訪日数を市場別に見ると、トップ5は、アメリカからの3000人、中国の2400人、フランスの1800人、韓国の1600人、イギリスの1300人だった。

また、同日に発表された2021年6月の訪日客数(暫定値)は9251人で、そのうち1657人が観光客だった。

*JNTOによる訪日外国人とは、法務省集計による外国人正規入国者から、日本を主たる居住国とする永住者等の外国人を除き、これに外国人一時上陸客等を加えた入国外国人旅行者を指す。駐在員やその家族、留学生等の入国者・再入国者は訪日外国人数に含まれるが、乗員上陸数は含まれない。

 

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