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【訪日外国人数】2021年11月訪日客数2万700人、規制緩和も効果薄く10月より減少

2021.12.16

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日本政府観光局(JNTO)が12月15日に発表した2021年11月の訪日外国人数*(推計値)は、2万700人だった。新型コロナウイルス感染症の影響が出る前の2019年同月比では99.2%減に相当する。また、前年同月比でも63.5%減となり、10月よりもさらに減少したことになる。

これで、1月から11月までの累計は2019年同期比99.2%減の23万3800人となった。

感染状況が改善された日本では11月8日から、外国人入国制限が緩和されたものの、それも束の間だった。オミクロン株の登場で水際対策が強化され、11月30日以降は外国人の新規入国が停止となっており、留学生や技能実習生も入国できなくなった。年内を目処に検討すると見られた団体観光の入国再開も年を越すのは間違いない。

11月の訪日数を市場別に見ると、トップ5は、中国からの3200人、韓国の2000人、ベトナムの1800人、インドの1600人、アメリカの1400人で、それ以外は1000人未満だった。なお、各国・地域から日本への直行便は引き続き大幅な運休・減便となっている。

また、同日に発表された2021年9月の訪日客数(暫定値)は1万7720人で、そのうち1124人が観光客だった。

*JNTOによる訪日外国人とは、法務省集計による外国人正規入国者から、日本を主たる居住国とする永住者等の外国人を除き、これに外国人一時上陸客等を加えた入国外国人旅行者を指す。駐在員やその家族、留学生等の入国者・再入国者は訪日外国人数に含まれるが、乗員上陸数は含まれない

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