データインバウンド
【宿泊統計】2021年10月宿泊者数3157万人泊、日本人はパンデミック前の8割まで回復
2021.12.27
観光庁が発表した2021年10月の宿泊統計(第2次速報)によると、延べ宿泊者数(全体)は2019年同月比36.9%減の3157万人泊で、2カ月ぶりに3000万人台を回復した。そのうち日本人延べ宿泊者数は2019年同月比で21.4%減の3127万人泊とパンデミック前の8割近くまで戻った。10月1日に緊急事態宣言がすべて解除されたことから、一定程度の回復が見られる。ただし、大都市近郊などは比較的戻ってきているものの、地域差があるようだ。なお、外国人延べ宿泊者数は引き続き低水準で2019年同月比97.1%減の30万人泊だった。
また、11月(第1次速報)は延べ宿泊者数(全体)が3582万人となり、GoToトラベルが実施されていた昨年10、11月に並ぶパンデミック以降最高水準の宿泊者数になりそうだ。(下記グラフの2021年11月の数値は第1次速報値)
GoToトラベルの再開に関して、和田観光庁長官は12月15日の会見で、時期については明言せず、感染状況がその時点で落ち着いていることが前提であることを繰り返した。


都道府県別の延べ宿泊者数では、東京都が339万3390人泊(2019年同月比51.1%減)で1位。以下、北海道、大阪府、神奈川県、千葉県が2カ月連続でトップ5となった。GoToトラベルが実施され宿泊者数が増えた前年同月に届いた都道府県は少なかった。
国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数は、1位がアメリカ(6万7810人泊)で2月より9カ月連続。ついでフィリピン(3万1580人泊)、中国(1万9610人泊)、ベトナム(1万1080人泊)、韓国(6240人泊)となり、この上位5カ国で全体の53.9%を占める。2019年同月比では9割前後縮小している国がほとんどだが、前年同月比ではカナダ(222.1%増)、イタリア(211.8%増)、オーストラリア(159.7%増)と増えた。とはいえ、順に3640人泊、1590人泊、4570人泊に過ぎない。

観光庁が12月10日に発表した主要旅行業者45グループの10月分の旅行取扱状況速報では、総取扱額は対前年比77.9%(対2019年同月比27.1%)の1223億383万円だった。
海外旅行は対前年同月比193.5%(対2019年同月比3.9%)の68億1232万円、国内旅行は対前年同月比74.7%(対2019年同月比46.4%)の1142億2329万円、外国人旅行(日本の旅行会社によるインバウンド向けの旅行取扱い)は対前年同月比182.5%(対2019年同月比4.4%)の12億6821万円だった。
最新のデータインバウンド
-

食・文化体験の人気拡大、アドベンチャートラベル市場は利益率重視の成熟局面へ ATTA2026レポート (2026.05.14)
-

2026年2月訪日宿泊2%増の1404万人泊 台湾・韓国伸長、東アジア需要増で地方分散強まる (2026.05.01)
-

AI時代にリアル回帰が加速、約8割が現地体験を重視。7割超がオンラインを起点に旅行行動へ (2026.04.30)
-

2025年台湾観光統計、出国者数1894万人で過去最多 訪日673万人に拡大 (2026.04.28)
-

アジア太平洋のインバウンド、2028年に最大7.6億人と予測も1.6億人の下振れ余地 (2026.04.23)
-

2026年1-3月インバウンド消費2.3兆円、中国半減で台湾首位 欧米豪は単価40万円超えも (2026.04.22)
-

2026年3月の訪日客361万人 累計1000万人越え。桜需要で欧米・東南アジア伸長、中東は3割減 (2026.04.16)
-

2025年中国観光統計、訪中3517万人で過去最高 インバウンド完全回復 (2026.04.13)
-

アジアの旅行支出意向、欧米比50%高。AI活用9割で行動が変化 ー世界20市場の旅行意向調査 (2026.04.06)
