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2022年1月-3月の日本人国内旅行消費額は2兆2032億円、1人当たり旅行単価はコロナ前比で増加

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観光庁が5月18日に発表した2022年1月-3月の日本人国内旅行消費額(速報)は2兆2032億円だった。2019年同期比では47.7%減、前年同期比では35.4%増となる。そのうち、宿泊旅行消費額は1兆7008億円(2019年同期比47.6%減、前年同期比34.9%増)、日帰り旅行消費額が5024億円(2019年同期比47.8%減、前年同期比37.0%増)だった。

オミクロン株で2021年10-12月期よりは減少

グラフを見ても分かる通り、2021年10-12月期は3兆3908億円と、新型コロナウイルス感染症が拡大し始めたばかりの2020年1-3月期を超える数字を示したが、今年1月のオミクロン株急速拡大により全国規模でまん延防止等重点措置が実施されたことで移動を控える人が多かったため、今期は減少したものと見られる。

この期間の日本人国内延べ旅行者数(速報)は6141万人(2019年同期比49.2%減、前年同期比22.2%増)で、そのうち宿泊旅行は3388万人(2019年同期比47.1%減、前年同期比29.0%増)、日帰り旅行は2752万人(2019年同期比51.5%減、前年同期比14.7%増)だった。

また、同期間の日本人国内旅行の1人1回当たりの旅行支出(速報)は3万5879円/人(2019年同期比2.9%増、前年同期比10.8%増)で、宿泊の有無で見ると、宿泊旅行が5万194円/人(2019年同期比1.0%減、前年同期比4.6%増)、日帰り旅行が1万8254円/人(2019年同期比7.5%増、前年同期比19.4%増)だった。金額的にはパンデミック前より若干増えたことになる。なお、この場合の旅行支出(旅行単価)には、参加費、交通費、宿泊費、飲食費、買物代、娯楽等サービス費等が含まれている。

訪日外国人消費額は試算値発表

4月28日には訪日外国人消費動向調査の2022年1-3月期の全国調査結果(試算値)が発表されている。それによると2022年1-3月期の訪日外国人旅行消費額は352億円、訪日外国人(一般客)1人当たり旅行支出は35万円と試算される。

なお、今期は新型コロナウイルス感染症の影響により、東京国際空港、成田国際空港、関西国際空港、福岡空港の4空港のみで調査を実施。調査対象は訪日外国人のうち1年未満の滞在者等だが、観光客の入国が認められていないことから、今期の調査対象の大半がビジネス目的、親族・知人訪問目的、又は留学目的であり、長期滞在者が多かったために、例年より高い水準となっている点に留意が必要とのことだ。

(図・表出典:観光庁 旅行・観光消費動向調査 2022年1-3月期<速報>)

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