データインバウンド
【訪日外国人数】2022年11月訪日客数93万4500人、インバウンド解禁でコロナ前4割近く回復
2022.12.22
日本政府観光局(JNTO)が12月21日に発表した2022年11月の訪日外国人数*(推計値)は、93万4500人だった。10月の49万8600万人から倍近くの伸びとなった。
前年同月比は4418.4%増、新型コロナウイルス感染症の影響が出る前の2019年同月比で4割近くまで回復している。
5月以降、毎月2万人ずつ増えてきている状況だったが、10月は9月より29万2100人と桁違いに増加、さらに10月11日からは個人のインバウンドが解禁されたことで、11月は43万5900人の増加と今年最大の増加数となった。

これで、2022年1月から11月までの累計は246万1900人で、2019年比91.6%減(2020年比953.1%増)だった。同日に発表された2022年9月の訪日客数(暫定値)は20万6641人で、そのうち4万2108人が観光客**だった。なお、9月29日まで週次で公表してきた今後の新規入国希望者数は、10月11日をもって入国者健康確認システム〔ERFS〕への申請が不要になったことに伴い、人数の発表はなくなった。
一方、11月の日本人のアウトバウンドは10月よりも2万9643人増え、37万9200人となった。2019年同月比76.9%減で、前年同月比では632.4%増だった。夏休みで一気に海外旅行が増えた今年8月には38万人を記録したが、9、10、11月とここ3カ月は38万人を下回っている。
韓国からの観光客、コロナ前を超える
11月の訪日数を市場別にみると、トップ5は韓国の31万5400人、台湾9万9500人、アメリカ8万4300人、香港8万3000人、タイ5万2100人だった。今年の秋以降、東南アジアの国々を中心に順調に回復しているものの、コロナ前の2019年同月比ではまだマイナスの状態が続いている国がほとんどだ。そんななか、韓国は10月から約20万人増え、2019年同月比でも53.8%の増加となった。調査対象の22カ国・地域のうち、2019年同月比でプラスに転じたのは唯一韓国だけだった。もっとも、2019年当時、日韓関係の悪化で訪日韓国人数は前年同月比で60%程度減少していたことは留意しておきたい。

*JNTOによる訪日外国人とは、法務省集計による外国人正規入国者から、日本を主たる居住国とする永住者等の外国人を除き、これに外国人一時上陸客等を加えた入国外国人旅行者を指す。駐在員やその家族、留学生等の入国者・再入国者は訪日外国人数に含まれるが、乗員上陸数は含まれない
**この場合の観光客とは短期滞在の入国者から商用客を引いた入国外国人で、観光目的での渡航が認められていない状況下でも、統計上は一定程度の人数が「観光客」に振り分けられカウントされている。
最新のデータインバウンド
-

中国高所得層アウトバウンドは体験重視へ、ソロ旅行増と労働節が新たな需要期に (2026.03.11)
-

2026年春節、中国で5.96億人が国内旅行。消費額過去最高 訪日市場は減少 (2026.03.04)
-

2025年12月訪日宿泊は1547万人泊、島根や三重で好調。年間速報値1億7787万人泊で過去最高を更新 (2026.03.02)
-

2050年の国際旅行35億回・支出6兆ドルと予測、APAC台頭と分散進行 (2026.02.19)
-

2026年1月の訪日客数359万人、4年ぶりにマイナス。韓国で初の単月110万人超え、中国は6割減 (2026.02.19)
-

2025年の訪韓客数1894万人で過去最高、中国・日本依存の構造に変化 (2026.02.16)
-

訪日客のクレジットカード決済額 2025年は前年比20%増 欧米勢が拡大、地方・コト消費にも広がり (2026.02.04)
-

2025年11月訪日宿泊3.7%減の1453万人泊、アジアの鈍化で7月以来の前年割れ。地方部は好調 (2026.02.02)
-

2025年の世界観光客数は15.2億人、世界的に回復。欧州中東などで高い成長 ーUN Tourism (2026.01.27)
