データインバウンド
年末年始の旅行需要 回復度合いは? 成田はコロナ前5割、羽田7割近くまで回復
2023.01.26
水際対策が緩和されてから初の年末年始における羽田空港と成田空港の利用者数が発表された。期間は2022年12月23日〜2023年1月3日までの12日間となる。ニュースでは成田空港での出国ラッシュの様子を目にしたが、同空港の利用者数からも、2019年の水準に向けて順当に回復しているのがわかった。
成田空港では2019年比5割まで回復
まず、成田空港から見ていく。出入国者総数は54万9900人、うち出国者は29万760人、入国者は25万9140人だった。2019年〜2020年同期と比べると、総数では46.6%減で5割以上回復していることがわかる。
特に外国人が出入国とともに大きく改善しており、出国者では2019年〜2020年同期比25.5%減の20万6520人、入国者では21.0%減の18万2470人だった。日本人がそれぞれ、69.6%減(8万4240人)と71.4%減(7万6670にん)だっただけに、外国人の伸びが際立っている。
空港利用のピークは、出国では12月28日、入国では12月23日、入出国合計でも12月28日だった。また、利用した出発便の路線別利用者数では、アメリカと韓国がともに18%前後でトップ2を占め、他を大きく引き離している。
羽田空港、外国人出入国者が大きく改善
次に羽田空港を見ていく。総数では成田空港に及ばないが、回復度では成田空港を上回った。
出入国者総数は34万4800人で、うち出国者は17万6650人、入国者は16万8150人だった。2019年〜2020年同期と比べると、総数では34.0%減と7割近く回復していることがわかる。
成田空港と同様に、外国人が出入国とともに大きく改善しており、出国者では同期比18.2%減の9万9870人、入国者では7.6%減の9万3910人とさらに回復していることがわかった。日本人はそれぞれ、48.2%減(7万6780人)と50.8%減(7万4240人)だった。
空港利用のピークは、出国では1月2日、入国では12月24日、全体では12月23日だった。また、利用した出発便の路線別利用者数では、アメリカが4分の1以上を占め、台湾と韓国がともに10.6%で続いた。
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