データインバウンド
世界の入国規制状況は? 4/10時点で規制なし143カ国・地域。英国、ドイツ、香港も規制撤廃
2023.04.12
やまとごころ編集部UNWTO(国連世界観光機関)とIATA(国際航空運送協会)が共同で開発したデスティネーション・トラッカーでは入国規制を撤廃した国の数を発表している。
今回3週間ぶりに更新された最新(4月10日現在)のデータでは、まったくの規制なしで入国できるのは143カ国・地域となった。前回3月6日の時点では122カ国・地域だったが、5週間で21カ国・地域が規制を撤廃したことになる。過去最多の数字となった。
新規規制撤廃の21カ国・地域の内訳は以下の通り
欧州 4:アゼルバイジャン、ベルギー、ドイツ、イギリス
北中南米 4:カナダ、コロンビア、ハイチ、タークス・カイコス諸島
中東. 2:イラク、カタール
アジア太平洋 5:香港、マカオ、モンゴル、ニウエ、トンガ
アフリカ 6:赤道ギニア、マリ、モーリタニア、モロッコ、シエラレオネ、ザンビア
今回もまた各地域で観光地として人気のある国・地域が規制を撤廃している。欧州ではイギリスが4月5日、ドイツが4月8日にそれぞれ中国からの入国者への措置を解除し、規制がなくなった。アジアでは香港、マカオが、それまで必要だった出国前の抗原検査陰性結果またはPCR検査陰性証明を4月1日に撤廃した。なお、国・地域別の詳細を見ると、日本については5月8日から全ての規制が撤廃されると記載されている。このリストには全部で222の国・地域が登録されている。
なお、1月から掲載されている中国からの入国者に対してなんらかの規制をしているの国と地域のリストは4月10日時点で4つの国と地域のみになっている。
4月10日時点の世界の規制レベルは、なんらかの規制ありが3月6日の41%から32%に減少、まったくの規制なしが55%から64%に増えた。地域別では、引き続きアフリカとアジア太平洋が遅れており、まだ5割弱で規制がある。
【入国規制なしの143カ国・地域一覧 4月10日時点】
欧州 46:アルバニア、アルメニア、オーストリア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、ベルギー、ボスニア・ヘルツェゴビナ、ブルガリア、クロアチア、キプロス、チェコ、デンマーク、エストニア、フィンランド、フランス、ジョージア、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、イタリア、カザフスタン、キルギス、ラトビア、リヒテンシュタイン、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、モナコ、モンテネグロ、オランダ、北マケドニア、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、モルドバ、ルーマニア、セルビア、スロバキア、スロベニア、スイス、タジキスタン、トルコ、イギリス、ウズベキスタン
北中南米 35:アングィラ、アンティグア・バーブーダ、アルゼンチン、バハマ、バルバドス、ベリーズ、バミューダ諸島、ボネール島、英領ヴァージン諸島、カナダ、ケイマン諸島、コロンビア、キュラソー島、ドミニカ、ドミニカ共和国、エクアドル、エルサルバドル、フランス領ギアナ、グレナダ、グアドループ、グアテマラ、ハイチ、ジャマイカ、メキシコ、モントセラト、パナマ、パラグアイ、ペルー、セントルシア、セントクリストファー・ネービス、セントビンセントおよびグレナディーン諸島、トリニダード・トバゴ、タークス・カイコス諸島、ウルグアイ、アメリカ領ヴァージン諸島
中東 9:バーレーン、エジプト、イラク、クウェート、レバノン、オマーン、カタール、アラブ首長国連邦、イェメン
アジア太平洋 25:アフガニスタン、アメリカ領サモア、ブータン、カンボジア、クック諸島、フィジー、フランス領ポリネシア、香港、インド、ラオス、マカオ、マレーシア、モンゴル、ニューカレドニア、ニュージーランド、ニウエ、パプアニューギニア、サモア、シンガポール、スリランカ、台湾、タイ、トンガ、バヌアツ、ベトナム
アフリカ 28:アルジェリア、ベナン、ボツワナ、ブルンジ、カーボ・ベルデ、コンゴ、赤道ギニア、エリトリア、エスワティニ、エチオピア、ガボン、ガンビア、レソト、マダガスカル、マリ、モーリタニア、モロッコ、ナミビア、レユニオン、ルワンダ、サントメ・プリンシペ、セネガル、シエラレオネ、ソマリア、スーダン、チュニジア、ウガンダ、ザンビア
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