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【訪日外国人数】2024年4月訪日客数304万2900人、1月~4月累計で1000万人突破 。年間3000万人超ペースで来訪

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日本政府観光局(JNTO)が5月15日に発表した2024年4月の訪日外国人数*(推計値)は、2019年同月比4%増の304万2900人となった。春の花見シーズンは訪日客にも人気が高く、2カ月連続の300万人突破となった。また、イスラム教の断食明けの時期で、東南アジアや中東地域からの訪日客が増えたことが後押しとなった。

これで1月~4月の累計は1160万1200人となり、1000万人を超えた。このペースでいけば、年間3000万人突破も見えてくる。


円安効果で訪日客好調、14市場で4月の過去最高を記録

4月の訪日客数を市場別にみると、1位は韓国66万1200人、次いで中国53万3600人、台湾45万9700人、アメリカ22万8900万人、香港18万4500人と続いた。中国が53万3600人との回復が進んでおり、台湾の45万9700人を超えた。

なお、3月のラマダン(断食)が明けた4月はイスラム教徒が多いインドネシア、マレーシア、中東地域からの客足が好調だった。円安の影響もあり、引き続き欧米豪市場からも訪日客は増えている。

今回の調査対象23カ国・地域のうち、韓国、シンガポール、インドネシア、ベトナム、インド、オーストラリア、アメリカ、カナダ、メキシコ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、中東地域の14市場で4月として過去最高を記録した。また、フランス、イタリア、中東地域では単月での過去最高を更新した。

2019年同月と比較しての伸び率では中東地域で73.8%増、インドネシアで57.2%増とイスラム圏の市場で好調だった。3月には170.0%増と突出して高かったメキシコは、4月は43.5%増だった。一方、2019年比ではいまだマイナス状態が続く中国だが、3月よりも8ポイント改善され、26.5%減だった。

一方、3月の日本人のアウトバウンドは、3月よりも約33万人減少し、88万8800人となった。2019年同月比では46.7%減となり、3月の36%減から10ポイントも悪化した。

*JNTOによる訪日外国人とは、法務省集計による外国人正規入国者から、日本を主たる居住国とする永住者等の外国人を除き、これに外国人一時上陸客等を加えた入国外国人旅行者を指す。駐在員やその家族、留学生等の入国者・再入国者は訪日外国人数に含まれるが、乗員上陸数は含まれない。

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