データインバウンド
【訪日外国人数】2024年6月訪日客数313万5600人、単月の過去最高記録を更新。1-6月累計は1778万人
2024.07.22
やまとごころ編集部日本政府観光局(JNTO)が7月19日に発表した2024年6月の訪日外国人数*(推計値)は、2019年同月比8.9%増の313万5600人となった。単月の訪日外国人数としては過去最高記録で、5月からも10万人近く増加している。5月に引き続き、スクールホリデーを含む連休にあわせた訪日需要の高まりが見られ、特に台湾、フィリピン、アメリカの訪日客数が好調だった。
なお、1〜6月までの半年間の累計は1777万7200人(2019年同期比6.9%増)となり、過去最高を記録した2019年を100万人以上上回った。
台湾57万人、アメリカ29万人で単月最高記録を更新
6月の訪日客数を市場別にみると、1位は韓国で70万3000人、次いで中国66万900人、台湾57万4500人、アメリカ29万6400人、香港25万600人と続いた。4月から3カ月連続でトップ5の順位は変わっていない。
今回の調査対象23カ国・地域のうち、韓国、台湾、香港、シンガポール、フィリピン、ベトナム、インド、オーストラリア、アメリカ、カナダ、メキシコ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、北欧地域、中東地域の18市場で6月として過去最高を記録した。また台湾とアメリカでは、単月過去最⾼を更新している。
2019年同月と比較しての伸び率では、引き続きメキシコが90.3%増と高く、次いで中東地域で82%増、アメリカ68.9%増、オーストラリア65.8%増、カナダ61.4%増なども目立った。2019年比でマイナスを示すのは、ロシア、マレーシア、中国、タイ、インドネシアの5市場。5月には17.4%減だったロシアと7.1%減だったマレーシアはそれぞれ、6月に36.7%減、27.9%減と大幅に減少した。
一方、6月の日本人のアウトバウンドは、93万200人だった。ゴールデンウィークの影響で増加した5月に比べると1万人ほど減少。2019年同月比では38.8%減と、5月の34.5%減よりも4ポイント悪化した。
*JNTOによる訪日外国人とは、法務省集計による外国人正規入国者から、日本を主たる居住国とする永住者等の外国人を除き、これに外国人一時上陸客等を加えた入国外国人旅行者を指す。駐在員やその家族、留学生等の入国者・再入国者は訪日外国人数に含まれるが、乗員上陸数は含まれない。
▼5月の訪日客数はこちら
【訪日外国人数】2024年5月訪日客数304万100人、3カ月連続の300万人越え。インドは単月最高記録を更新
最新のデータインバウンド
空港、航空会社の定時運航ランキング2024年版発表、メキシコ・アエロメヒコ航空が首位。空港トップはリヤド空港に (2025.01.14)
世界5カ国の旅行者の傾向を調査、ライフステージによって大きく異なるニーズとは?ートリップアドバイザー (2025.01.09)
消費額が倍増する中国の家族旅行市場、教育的価値のある体験がカギに (2025.01.08)
アジア地域の2025年旅行トレンド、家族旅行、新しい目的地、デジタルノマド志向も高まるーAgoda調査 (2025.01.06)
【宿泊統計】2024年10月外国人延べ宿泊者数1582万人泊、石川で2019年同月比180%増。愛媛と群馬も大きく伸びる (2024.12.27)
2024年世界で最も利用者の多い航空路線ランキング 国際線1位は香港ー台北、国内線は日本が3路線ランクイン (2024.12.26)
アジア太平洋の航空旅行、日本発着路線が旺盛。2025年は韓国ーベトナム、インドーUAEが急成長 (2024.12.23)
【訪日外国人数】2024年11月訪日客数318万7000人、累計数3337万人で年間過去最高を更新 (2024.12.19)
2024年アジア太平洋地域の消費トレンド、クレカ支出の3割超が旅行費用に。ミレニアル世代の支出旺盛 (2024.12.17)