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米旅行雑誌「2024年世界の人気都市トップ25」発表、1位はメキシコの観光地。日本は京都と東京がランクイン

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アメリカの大手旅行雑誌「Travel+Leisure(トラベル・アンド・レジャー)」が毎年恒例の「ワールドベストアワード」調査の結果を発表。2024年の「世界の人気都市トップ25」の顔ぶれはどうなったのだろうか。

同誌は毎年、読者を対象に世界中の旅行体験についてのアンケートを実施している。今年は18万6000人以上の読者が参加し、ホテル、都市、島、クルーズ船、スパ、航空会社など8700を超える施設について、70万以上の投票が行われた。都市のランキングでは、観光名所やランドマーク、文化、食べ物、親しみやすさ、ショッピング、総合的な価値について、「素晴らしい」「平均以上」「平均」「平均以下」「悪い」の選択肢が用意され、最終的なスコアは、これらの回答の平均値となる。それでは早速トップ25に選ばれた都市を見ていこう。

 

メキシコ、スペイン、インドから3都市がランクイン

1位は昨年の5位から大きくランクアップしたメキシコのサン・ミゲル・デ・アジェンデだった。2008年に世界文化遺産に登録された街は、サン・ミゲル・アルカンゲル教会を筆頭とする歴史的な建築物、食や活発なアートシーンで知られ、新旧が融合した文化の中心地となっている。ある読者はこの都市を「すべてのカテゴリーで無敵」と評し、別の読者は「食べ物は最高で街は清潔、人々はフレンドリーで親切だった」と書いた。メキシコはこのほか、オアハカ(11位)とメキシコシティ(14位)もランクインしている。

また、メキシコと同様にインドとスペインも3都市ずつ選ばれた。インドはラジャスタン州にあるウダイプルが昨年に引き続き2位をキープしたほか、コルカタ(19位)とジャイプール(21位)が入った。昨年は一都市もトップ25に入らなかったスペインは今年新たにサン・セバスティアン(12位)、マルベーリャ(13位)、バルセロナ(23位)の3都市がランクインした。

 

京都は2年連続で3位、東京は8位

日本からは京都が2年連続で3位にランクイン、一年中いつでも訪れる価値があると紹介されている。美しい庭園や静寂に包まれた寺院など、文化の香りも豊かであると同時に、伝統的な旅館から本格的なリゾートホテルまで、さまざまな宿泊施設があり、あらゆるタイプの旅行者に対応できると評価された。訪れるべき場所として、伏見稲荷、金閣寺、先斗町が挙げられている。

東京は昨年より1つランクダウンの8位で、皇居や有名な寺社など歴史的側面に、ミシュランの星付きレストランを擁するエネルギッシュで賑やかな都市としての地位を確固たるものにしていると評価された。寿司、ラーメン、インスタ映えするデザートなど、食通にとっての選択肢は無限にあり、京都と同様、四季を問わず楽しめると紹介されている。

なお、昨年25位の大阪はトップ25圏外だった。

アジアからは他にも、ベトナムのホイアン、タイのチェンマイとバンコク、インドネシアのウブド、韓国のソウルが入った。2024年は複数の航空会社がアジア便を新規就航させたこともあり、アジアへの旅行者が増え、それがランキングにも反映されているという。

 

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