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アメリカ人の2024年秋の旅行トレンド、旅行代金大幅増 訪日予算129万円に。80歳以上の旅行意欲高まる

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アメリカ人のこの秋の旅行について、米大手の旅行保険マーケットプレイスであるSquaremouth.comが発表した動向を紹介する。この秋の旅行のために購入された何千もの旅行保険から旅行者の支出データを分析したもので、アメリカでは航空便の欠航が頻発し、さらに非常に活発なハリケーン・シーズンにもかかわらず、需要は8%以上増加しているとのことだ。

なお、2024年を通して旅行費用は上昇し続けており、この秋も例外ではない。 平均的な秋の旅行費用は、2023年の5907ドルから今秋は8056ドル(約116万円)へと、単年で36%以上も上昇している。

 

10年以上ぶりにイタリアが人気No.1

Squaremouthユーザーにもっとも人気のある旅行先は、イタリアだった。10年以上ぶりにアメリカ国内とメキシコを抜いて秋の旅行先としてトップになった。 昨秋は8%だったのに対し、今年は12%以上のアメリカ人旅行者がイタリアへの旅行を選んでいる。

また、秋の旅行先トップ10のうち、平均旅行代金がもっとも低いのはメキシコで3526ドル(約50万8000円)、一方、平均旅行代金がもっとも高いのは日本で9000ドル(129万6000円)を超え、メキシコの2倍以上となっている。また、今秋初めてポルトガルがトップ10にランクインした。

 

ベビーブーマー世代は旅行好き

全体的に旅行は増加しているが、この秋もベビーブーマー世代(1946年~1964年生まれ、現在64歳〜78歳)が牽引しており、昨年の34%から47%に増え、全旅行者の半数近くを占めていることがわかった。

また、この秋の旅行者に占めるZ世代(2001年以降生まれ)の割合は9%ともっとも低く、昨年から18%以上減少。一方、サイレント世代(1927年~1945年生まれ、現在79歳以上)は総数では4位だが、昨年から44%増と、今秋最大の躍進を遂げた。

 

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