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業界専門家が選ぶ世界のベストホテル50、1位はタイのカペラバンコク、日本からは3軒がランクイン

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2024年で2回目となる「世界のベストホテル50(The World’s 50 Best Hotels)」が発表された。「世界のベストレストラン50」というランキングでも有名な英国のウィリアム・リード・ビジネスメディアによるもので、600人のホテルと旅行業界の専門家から成るThe World’s 50 Best Hotels Academyの投票で、最高の体験ができるホテルが選出される。

ブティックホテルからタワーホテルまで、アジア勢がランキングをリード

今年1位になったのは、昨年の11位から大きくジャンプアップした、カペラバンコク。2020年に世界で最もエキサイティングな都市の一つといわれるタイの首都バンコク、そこを流れるチャオプラヤ川沿いにオープンした101室のホテル。講評では、「中間色を基調とした、すっきりとした日本的なデザインの内装から、あらゆるニーズを先読みしてくれる、半ばサイキックとも思える見事なサービスまで、静寂と落ち着きの極致だ」とある。ここは当然ながら、アジアのベストホテルにも選出されている。

▲カペラバンコクのスイートルーム

2位は、昨年1位だったイタリアのコモ湖にあるパッサラクア。かつては貴族の邸宅だったところを24室のブティックホテルとして使用。壮大な庭園に囲まれた、バロック様式のエレガンスの中で、イタリアの最高級の職人技を披露すると評される。ヨーロッパのベストホテルにも選出された。

3位になったのは、ここまで2軒のホテルとは趣が異なり、超高層ビルのローズウッド香港、413室を擁する。九龍サイドのハーバーフロントに聳え、香港の新たなランドマークとなった65階建ての複合施設「ビクトリア・ドックサイト」内にある。昨年は2位だった。

ここまででアジアからすでに2つのホテルがランクインしたように、このランキングをリードするのはアジアのホテルと言えるだろう。ベスト50の中では19軒が選出されている。そのうち、バンコクは4つと最も多く、日本も7位にアマン東京(昨年5位)、22位にブルガリホテル東京(昨年はランク外)、27位にパークハイアット京都(昨年30位)の3軒がランクインした。

ついで多いのがヨーロッパで13軒、フランス、イギリス、イタリアがそれぞれ4軒ずつで、4位のシュヴァル・ブラン・パリなど、比較的上位に入っている。北米は、30位のカーライルを筆頭に全部で9軒が選出された。加えて、南米、オセアニア、アフリカで最も上位にランクされたホテルは、各大陸のベストホテルにも選ばれている。

 

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