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2025年2月の訪日客数325万8100人、2月初の300万人越え

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日本政府観光局(JNTO)は3月19日に2025年2月の訪日外国人数*(推計値)を発表した。

 

訪日客数、2月として初の300万人超え。旧正月やスノー需要高まり

それによると、2024年同月比16.9%増の325万8100人で、2月として初めて300万人を超え、同月の過去最高を更新した。

2月は旧正月の休暇があった影響で、1月に引き続き中国をはじめアジアの多くの市場で旅行需要の高まりが見られた。また、スノー需要の高まりから、オーストラリアやアメリカなどからの訪日客が増加したことも2月の訪日客数増加の要因となっている。

2025年月別の訪日外国人数の推移(2024年比)  

訪日客数 月別推移(2017~2025年)

 

市場別動向、韓国が最多。19市場で2月として過去最高を記録

2月の訪日客数を市場別にみると、1位は韓国84万7300人、次いで中国72万2700人、台湾50万7300人、香港19万5500人、アメリカ19万1500人と続いた。

2025年2月市場別訪日外国人数(2024年比)

2024年2月と比較した伸び率では、ロシアが96.1%増でトップ、次いで中東地域73.5%増、中国57.3%増、スペイン55.0%増と続いた。なお、香港が唯一2024年同月比でマイナスを示し、5.0%減だった。

また調査対象23市場のうち、ベトナムで単月過去最高を更新。19市場(韓国、台湾、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、インド、豪州、米国、カナダ、メキシコ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、北欧地域、中東地域)で2月として過去最高を記録した。

 

2025年訪日客数累計、中国の訪日回復が顕著

25年1月からの累計数を見ると、韓国が 181万4400人(前年比8.3%増)で1位。以下、中国、台湾、香港、アメリカと続く。前年比の伸び率では、中国が94.5%増でトップ、次いで中東地域が87.4%増、ロシアが72.4%増となり、この3カ国・地域の伸び率が顕著だった。なお、2024年比でマイナスを示す国・地域はなかった。

2025年1-2月訪日外国人数市場別累計(2024年比)

 

日本人のアウトバウンド数も伸びる

一方、2月の日本人のアウトバウンドは、118万1100人。2024年同月比では20.7%増で、同8.8%増だった1月からは大きく伸びた。

*JNTOによる訪日外国人とは、法務省集計による外国人正規入国者から、日本を主たる居住国とする永住者等の外国人を除き、これに外国人一時上陸客等を加えた入国外国人旅行者を指す。駐在員やその家族、留学生等の入国者・再入国者は訪日外国人数に含まれるが、乗員上陸数は含まれない。

出典:日本政府観光局 訪日外客数2025年2月推計値

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