データインバウンド
【外国人宿泊者数】2017年6月は前年同月比9.5%増の616万人泊
2017.09.05
刈部 けい子観光庁は2017年6月の宿泊旅行統計調査結果の詳細データを発表した。それによると、延べ宿泊者数は3768万人泊で、前年同月比2.1%増。また、外国人延べ宿泊者数は、前年同月比9.5%増の616万人泊で、6月としては調査開始以来の最高値だった。
三大都市圏(東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、京都、兵庫)と地方部の外国人延べ宿泊者数の対前年同月比を比較すると、三大都市圏で+6.5%、地方部で+14.7%となり、引き続き地方部の伸びが上回った。
都道府県別の外国人宿泊者数伸び率では、1位に296.3%増の熊本県、3位に157%増の大分県がランクイン、4月、5月に続き、昨年発生した熊本地震による訪日敬遠の反動増の影響が際立つが、2位には241.7%増の福井県がランクインした。福井県は2016年の外国人延べ宿泊者数が54,000人で全国最下位。そこで、県は今年はじめに永平寺に代表される「ZENが息づく福井」をアピールする冊子を作るなど、受け入れ態勢を強化。今年は6月までの外国人延べ宿泊者数総計が38,000人を超えた。
また、国籍(出身地)別では、1位が中国、続いて、台湾、韓国、香港、アメリカとなり、伸び率ではインドネシア (前年同月比+86.3%) 、ロシア(前年同月比 +84.1%) 、韓国(前年同月比+76.4%)などの大幅増加が目立った。(やまとごころ編集部)
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